
ウッドワンのキッチンが好きなんだけど、価格がわからない



ナチュラルテイストと、和モダンで迷っているんだよね~
うんうん、同じくめちゃくちゃ悩みました。
最初はなんか良さげなのあるじゃん!から始まります。その次に手は出る価格なのか確認したいですよね。
同時期にカタログ取り寄せしたり、ショールーム行ったり…。
しかしプランが固まってない状態で見積もり取ったとしても、結局また最終見積もりを取る二度手間になることに。
かと言って、カタログのちいさな文字と闘うのはちょっと…というそこのあなた。
この記事では、歴史あるウッドワンのキッチン価格のおおよそが分かるように、ショールームに行く前の事前情報として知りたいことを独自調査しました。



わが家も採用しているウッドワンはカスタマイズ性が高いんです。
カタログと闘わなくても目安値段がわかります^^
例えば、4種類あるシリーズの違い、どんなテイストが出来るのか、また金額だったり、そこに使われている4種類の木材の特徴など。
【こういった方に読み進めて欲しい^^】
- ウッドワンのテイストを知りたい
- ウッドワンキッチンの金額は高いの?
- というか具体的なプラン別の金額が知りたい
- シリーズの違いを知りたい
- カスタマイズがどれだけ出来るの?
参考になると嬉しいです^^
わが家の収納はこちらにまとめてあります。


ウッドワンは導入後も着せ替えが楽しめます。


ウッドワンのシリーズ別の目安価格
ウッドワンは創業1935年5月という、80年以上の歴史がある無垢No.1の木質総合建材メーカーです。
「木のぬくもりを暮らしの中へ」キッチン、建具、床等の住宅部材をトータルで考えて、木材から30年育ててサイクルを回しているほど木と人をつなげることを大事にしています。
気になる価格ですが、一般的な壁付けキッチン(一列のI型)の本体価格は、80~120万円です。
設備を含めると、100万円~といったところ。
ウッドワンのキッチン価格は、シリーズごとに価格が異なります。
設備込みの価格の目安は以下の通り。


デザイン良く、スタイリッシュに…など目指せばキリがないですが、加熱機器やレンジフードなど標準でいいよという方なら、スイージーだと2,550㎜奥行650㎜で¥840,500(食洗機付き)ほど(定価)で手に入ります。
無垢材となると高価格帯になることが多いのですが、無垢木でない他メーカーの標準価格と同等といった印象です。
メーカー参考価格=定価価格なので、キッチンを購入する際はここから割引があります。
実際にキッチンを導入する時には、業者により値引きの大きさだったり(そもそも仕入れ値が違う)、工事費が加算されたり、付属するパネルや、グレードなどでも合計金額が大きく変わります。
新築の場合もそうですが、キッチン導入するだけのリフォームだったとしても相場がわかりにくいのが現状です。
注意:一部のみリフォームしたい場合



言われた値段でGOサインを出してしまっては良いカモになりかねません。…というかいいカモです。
相場がわからない場合や、できるだけ安く購入したい場合は、必ず複数の業者から相見積もりを取ってください。
複数の業者から相見積もりを取る事で、適正な価格や、どこまで価格交渉できるのかが分かってきます^^
新築の場合でも相場を分かっておくことで、HM選びや工務店選びの際の参考にもなります。情報はどれだけあっても損はないです。
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【su:iji】はカスタマイズ性抜群
さて、ここからは実際にウッドワンの面材や、プラン別の価格を見ていきます。
30通りの扉から選べる
特に特徴的なのはその無垢木を使った扉です。ウッドワンの扉の木材は、4種類。
針葉樹のニュージーパイン、広葉樹のオーク・メープル・ウォールナットです。


ニュージーパイン
木肌の色合いは、心材は淡い褐色、辺材は淡い黄白色で、その上質な透明感が美しい。
時間が経つにつれ飴色に変わる経年変化がしっかり出るので、視覚的にも柔らかさを感じ触覚的にも安心を感じることが出来る素材。
針葉樹は密度が濃いつんつんした葉を持ち、他にも杉やヒノキといった馴染みの素材もあり、軽く扱いやすい素材です。
ウッドワンでは高品質を追求すべく、ニュージーランドの広大な森林で、苗木から育てています。
温暖な地域で育ったニュージーパインは幹が太く、芯がしっかりと締まり、均一に整った伸びやかな木目模様が特徴で、特に無節の一本物は高級品材として扱われています。


オーク
日本では落葉樹のナラの木と呼ばれ、なじみの深いどんぐりのなる木として全国各地でみられるブナ科の樹木。
硬く強いその性質から、良質な家具材や床材、船材などの材料として古くから世界中で需要があります。
液体などの透過性が低く腐朽にも強いことなどから、ウイスキーやワインを保存する樽の材料としても。
壁につけられる家具シリーズでおなじみの無印良品もオークを多く採用しています。
木目が繊細でやさしい表情をしているので、落ち着いた雰囲気に仕上がります。


メープル
メープル材は耐衝撃性がある広葉樹の中でも、肩さがあるのでフローリングとして使用しても傷がつきにくい特徴があります。
経年変化もあり、白色が強い淡褐色から黄色っぽくなります。
中心部分が赤く、樹の周りが白っぽいので清潔感を感じます。この白っぽいところは心材で高級家具によく使われています。
絹のような滑らかな光沢をもつので木の真珠とも。キメが細かく、つるつるしているので、触れた時に心地よい感触。
ここは実際にショールームで確認してほしいところ。


ウォールナット
クルミ科の樹木で、世界三大銘木のチークやマホガニーと並ぶ木肌が美しい高級素材のひとつ。
しっとりと落ち着いた雰囲気を持つ、ウォールナットの深みのある重厚な色合いは、空間に落ち着いた印象をもたらします。
ウォールナットも広葉樹なので衝撃に強く、耐久性もありますし、更には梅雨時期の湿度や乾燥する冬にも膨張・収縮がほとんど無く狂いがありません。
経年変化では、ウォールナットは赤褐色へ色あせていきます。はじめの重厚さが好みの人はメンテナンスが必要です。
触り心地はメープルと同じくらいつるつるで心地良いです。
扉のデザイン一覧
扉のデザインが豊富で合計30種類から選ぶことができます。
ニュージーパインは最も多い。
カントリー調から北欧に合うホワイトやブルーグレー、シックなミディアムブラウンまで^^


反対に、価格がガンっと上がるウォールナット・オーク・メープルは、素材の色や風合いをそのままを楽しむ形が採用されていて、合計5種類となっています。


取っ手も様々なものから選べるので、カスタマイズ性が高く、扉と取手だけでも人と被る可能性が少ないです^^
①「まるでキャンプ気分(ブラック×木)」
ここからは、シリーズ別・プラン別に実際に写真と合わせて価格を見ていきます。
まず一つめがこちら。


キャンプやBBQ気分になれるような、ちょっと男前なキッチンのイメージです。
面材がオーク、水栓やレンジフードなどが黒、ワークトップの材質がダークグレー。
I型という、一列配置のキッチンを壁付けしていて、間取りで他の場所を広くとれるのと、料理に集中できる特徴を持ちます。
公式サイトのものですが、標準は間口2550㎜(2.55M)に対して、こちらは4390㎜(4.39M)とかなり横幅がある仕様になっています。通常、シンクのところまでなので、別注されたものだと考えます。
実はウッドワンはオンラインでシミュレーションが出来ます。
シリーズ別に違いますが、長さが2750㎜までのプランを見積もりできます。
ここではどんどん仕様と金額を紹介していきますね。


セット合計金額:¥3,106,600
- キッチン本体:¥2,380,600
- 設備機器:¥726,000
キッチン本体としては、まず大きいのでそれだけで通常サイズより+100万円以上になっています。
パイン材より高いオークを使用しているのと、人大クオーツをしているのがきいてますね。
標準仕様から上げている、グリルレスIHヒーターや、水栓・レンジフードはあるものの、食器洗浄乾燥機がないので、思ったより設備機器の金額が抑えられています。
②「北欧モダン(グレー×ホワイト)」


先ほどと打って変わって、グレーの扉にホワイトのワークトップとシンクが特徴的なこちらは、北欧モダンでグレイッシュなインテリアと合わせたイメージです。
P型(ペニンシュラ)という、片方が壁についている対面のキッチン。
P型はI型に比べキッチン前面の立ち上がりがない分、奥行も10cm深くなっているので、周りをよく見渡せます。そしてスパンとしたワークトップはスッキリとした印象を持ちます。
キッチンの前面も同じニュージーパインの木材が使われているのもあり、本体の値段としてはI型より高くなります。



なお、I型を頼んで対面式にもできますよ。
価格が抑えられるので、希望する場合は工務店やHMに要望してみてくださいね。


セット合計金額:¥1,663,600
- キッチン本体:¥790,600
- 設備機器:¥873,000
対面タイプで奥行が750㎜あるのでワークトップが広々使えます。
取っ手はブラックで、扉はグレー、ワークトップは明るい室内を特徴とする北欧スタイルを表しています。
奥行が750㎜と大きいのにも関わらず、圧迫感がないのは、人大のスクエアシンクも、水栓もホワイトで統一してあるから。
標準仕様なものもありますが、レンジフードも上げており、更に先ほどの「キャンプ気分」には付いていなかったリンナイの深型重要洗浄機能付きの“食洗機”が付いているので、設備機器はこれくらいの値段になります。



食洗機は付けるか付けないか悩む所ですが、共働きにはあってよい機能だと思います。
食洗機の面材も同じグレーのニュージーパインに統一しているので、チグハグは全く感じられません^^
③「かわいい王道、家事効率重視」


I型や対面式を選ぶ方が多い中、Ⅱ型キッチンというちょっと珍しいタイプです。
キッチンのシンクとコンロを分けた形を採用しています。
ワークトップは清潔感溢れるホワイト、ニュージーパインのナチュラルさもありつつも、ステンレスの取っ手で引き締めされています。
2列に分けることで、歩く歩数は『ほぼ1歩で完結する』という動線重視のスタイル。
例えば、妻や子どもたちが料理をしつつ、夫が洗い物するとなっても場所がかち合うことがあまりないですね。
みんなで協力して行う場合や、間の廊下部分を広くとれる場合には特に理にかなった形。



P型より幅は抑えられますが奥行が出るので、このタイプを検討する場合、プランを決める時に可能性があると言っておいた方が良いです。


セット合計金額:¥2,004,100
- キッチン本体:¥1,086,900
- 設備機器:¥917,200
キッチン本体は、合計5メートル近くの長さになりますが、ニュージーパインを使っているのと、シンク下の空間は収納を外してあるので価格が抑えられています。
こちらは設備機器にこだわっていて、食洗機は高級で深型のミーレ、レンジフードはアリアフィーナ、コンロはハーマンのガスコンロというラインナップ。
【フレームキッチン】は黒の鉄×無垢の木


su:iji(スイージー)とは違い、オープンな収納になるこちらは「FRAME KITCHEN」というシリーズになります。
ステンレスと無垢の木と鉄の質感をあらわに、フレームや棚板など最小限のパーツで構成される黒いフレームのキッチン。
好きなモノを集めて魅せる収納をしても良いですし、扉や引き出しがないのでワンステップで取り出せる家事のしやすさも兼ね揃えています。
下部に空間があるので湿気もこもらず、ザ・キッチンという圧迫感もありません。
FRAME KITCHENの樹種は2種類(オーク・ニュージーパイン)から選べます。
このシリーズはカスタマイズ性抜群で、独立ユニットに連結ユニットを組み合わせて自分仕様にできるのが特徴。


カウンターは、ステンレス・人大クォーツ・無垢の木から選べます。
組み合わせが自由で、ほどよい透け感と開放感があるフレームキッチンですが、デメリットもあります。
- フレーム同士を組み合わせるので、シンクとカウンターの間などはどうしてもワークトップに切れ目が入ってしまい掃除に気を遣う。
- 部材の関係からL型キッチンは選べない
- 取り付け機器に制限がある
- 加熱機器のすぐ下部には棚板が入れられない
- 加熱機器の一部が露出しているため、加熱機器の付近に背の高い収納も×
デメリットを凌駕するデザイン性の高さにノックアウトされてしまった方は採用を^^
調理に集中できるI型


I型は基本的に壁付けなので、丸見えになります。少々生活感が漂うぐらいが様になります。
価格は、シンクが端に来る形で間口2,575㎜で、食洗機の幅が450cmの形だと本体価格が¥635,100。
こちらの本体価格は設備が入っていないので、入っているものと比較表を作りました。奥行は650㎜を想定しています。
【間口2,575㎜の場合】
設備機器なし
- 食洗機なし
- ¥610,000
- 食洗機あり
- ¥635,100(幅450㎜/国内製浅型)¥655,900(幅450㎜/ミーレ)¥663,900(幅600㎜/ミーレ)
推奨設備機器付きセット価格
- 食洗機なし
- ¥854,800
- 食洗機あり
- ¥981,300(幅450㎜/国内製浅型)¥1,265,700(幅450㎜/ミーレ)¥1,340,700(幅600㎜/ミーレ)
推奨設備機器は、選べるものもありますが、いわゆる標準装備の価格です。すべてが引き出しになるスイージーと比べるとミーレを選んでも価格が抑えられていますね。
推奨プラン共通仕様は以下の様になっています。
- シンク部やカウンター:ステンレス
- 調理や収納部カウンター:集成材


加熱機器:ドロップインコンログリルレス


水栓:SUTTO


レンジフード:ブーツ型フード


食洗機:ミーレ幅450cmなら、ステンレスドアキット
ここに、グレードアップする設備機器類、ワークトップなどの差額が加算されます。



推奨とはいえ、しっかりと詰まった設備機器です。
レンジフードだけはテイストに合わせて変えた方がいいかなと思いますが、それ以外はよほどこだわりがない限りは不要かと^^
交流を深めるP型


キッチン前面にも大容量の収納があるので、別の収納に使う事もできます。
シンクが端に来る配列の間口2,575㎜で、食洗機の幅が450cmの形だと本体価格が¥866,600。
本体だけでもI型に比べて20万円くらいアップします。
I型は奥行が650㎜ですが、P型は奥行が900㎜なのでその分部材も多くなります。
【間口2,575㎜の場合】
設備機器なし
- 食洗機なし
- ¥791,400
- 食洗機あり
- ¥866,600(幅450㎜/国内製浅型)¥863,400(幅450㎜/ミーレ)¥870,400(幅600㎜/ミーレ)
推奨設備機器付きセット価格
- 食洗機なし
- ¥1,144,900
- 食洗機あり
- ¥1,321,500(幅450㎜/国内製浅型)¥1,581,900(幅450㎜/ミーレ)¥1,655,900(幅600㎜/ミーレ)
設備の推奨機器はレンジフードが変わります。他は同じです。


レンジフード:サイドフード バルケッタ ステンレス
対面式になるので横づけになり少々高くなります。
動線が短く効率的に調理ができるⅡ型


Ⅱ型はやっぱりその動線の短さが特徴的。シンク横、コンロ横にそれぞれ作業スペースが取れるので、広々使えます。
その反面、サイズやグレードにもよりますが、一般的なⅡ型キッチンの本体価格相場の120~200万円程度。
同じく一般的なサイズのI型キッチンの価格相場の大きなところが80~100万円程度(本体のみ設備無し)と比べると、比較的高価な部類のキッチンに入ります。
片方がI型、片方はペニンシュラ型になるので部材も多くなるのも価格の理由の一つです。
【間口1,700㎜の場合】
Ⅱ型は、シンク側とコンロ側それぞれ800㎜の作業スペースを確保したことを想定し、1,700㎜で算出しました。ここに記載の金額はシンク側・コンロ側の合計金額です。
設備機器なし
- 食洗機なし
- ¥802,800
- 食洗機あり
- ¥857,200(幅450㎜/国内製浅型)¥848,700(幅450㎜/ミーレ)¥856,700(幅600㎜/ミーレ)
推奨設備機器付きセット価格
- 食洗機なし
- ¥1,047,600
- 食洗機あり
- ¥1,203,400(幅450㎜/国内製浅型)¥1,458,500(幅450㎜/ミーレ)¥1,533,500(幅600㎜/ミーレ)
仕様はI型とほぼ同じです。
P型に比べると若干安いものの、一般的なI型よりは多少値がはります。



譲れないこだわりがあるならそれを選ぼう^^
で、結局どれが安いの?
シリーズ&列型の価格を比較してわかったのが、ベースとしてI列は部材も他のものと比べ少なく、安く出来ます。
商品 | 特徴 | 価格 | どんな部屋に おすすめか |
---|---|---|---|
スイージー | カスタマイズ性が高い 選ぶものが豪華なものでなければ価格が抑えられる すべてを選ぶ必要があるため選ぶのに時間がかかりやすい | 70万円~ | 北欧・ナチュラル・和モダン・カントリー調・かわいい・モダン・かっこいい |
フレームキッチン | 見せる収納に最適 追加や変更ができる フレームが鉄なのでベースが高め 組み立てる必要がある 枠の間に区切りが出来るため掃除の手間がかかる | 90万円~ | インダストリアル・見せる部屋・スタイリッシュ・かっこいい |
隠す部分がないフレームキッチンは、シンプルさ故にベースの値段がそこそこします。
安く抑えたいなら、スイージーで引き出しを扉にしたり、オープン収納にしたりカスタマイズして納得のいくところを模索してみるのが良いと思います。






ウッドワンは導入後も扉や取手が変えられます。


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