やりたいこと入れたら見積もりで予算オーバーしちゃった……
理想の家が予算通りに済むならそりゃぁもう、ノープロブレムです。
しかし、家づくりはアイデアを取り入れていくと厳しい見積もりになることもしばしば。
そこで今回は予算がオーバーしたときに、再度考えたいポイントをまとめました。
予算を削れるポイント
全部で30個あります。数としては多いですが、ひとつひとつは難しくありません。詳しく説明していきます。
- LDKの広さは大きすぎないか
- 玄関のウォークイン・ウォークスルー収納は本当に必要か
- 造作じゃなく既製品ではダメか
- キッチンの大きさは使いやすいサイズか
- 子ども部屋の広さの検討
- 勾配天井をなくす
- スケルトン階段でなく標準の階段にする
- 総二階じゃだめなのか
- トイレの数を検討する
- 扉が不要な所はないか
- 扉は開き戸にする
- 不要な窓はなくす
- 外構は後からという選択にする
- カーポートは本当に必要か
- 外壁をガルバリウム鋼板にする
- タイルをやめる
- アクセントクロス・塗り壁をやめる
- 床をクッションフロアにする
- 電気の数を減らす
- 照明を埋込み型にする
- 自動点灯をやめる
- ウォークインクローゼットをやめる
- ファミリークローゼットをやめる
- 設備を必要最小限にする
- 太陽光発電をやめる
- 勝手口をやめる
- 回遊できる間取りをやめる
- ベランダをやめる
- 水回りを集める
- 屋根を片流れにする
LDKの広さは大きすぎないか
1坪あたり50から80万円ほどかかります。
まずはそれぞれの部屋の大きさが本当に必要なのか見ていきましょう。
良い設計士にあたると表示の広さより広く見えますが、自分でも気をつけると広く見えるポイントがあります。
\LDKが広く見えるポイント/
- 勾配天井を取り入れる
- ウッドデッキを庭に作る
- 折り上げ天井にする
- 天井高を高くする
- 天井いっぱいのハイドアにする
- カーテンを天井付けにする
- 窓の高さを同じにする
- テレビは壁掛けにする
高さを揃えるとより広く見えます
LDKはキッチンの場所や大きさ、ダイニングテーブルにも関わってきます。
本当にソファは必要なのか、回遊しなきゃいけないのかなども合わせて再検討します。
玄関のウォークイン・ウォークスルー収納は本当に必要か
いま流行りウォークイン・ウォークスルーの玄関収納。
帰宅時に家族の靴や上着などをかけられ、家の中にを持ち込まない導線作りが叶います。
靴をしまえることで、いつでも物が散らからない玄関に。
ただし、ウォークイン・ウォークスルータイプの収納は歩くスペースを取るので場所が必要です。
お客さんだって友達で気がしれた人しか来ないし、平面の収納で十分じゃない?
造作じゃなく既製品ではダメか
既製品は形が普遍的でサイズも決まっていて、コスパもよいです。
十年後、リフォームで取り替えるときも比較的簡単にできます。
既製品にないデザインや色味やタイルなどは、造作になりますが、後悔になるポイントにもなりえます。
今のデザインもいいですが、掃除のしやすさなど数年後を見据えて検討を重ねましょう!
洗面のタイルはやらなければ良かった↓
キッチンの大きさは使いやすいサイズか
キッチンの大きさはわが家のときは15cm広くすると+3~10万円でした。
3万なら大きい方がいいよねと思いましたが、実際大きくしなくても良かったかも?と思います。
広くしたい場合は、メーカーや仕様によっては、コンロの壁側が広くなるパターンがありまく。シンクとコンロの間の作業スペースが広くなるか確認しましょう。
子ども部屋の広さの検討
子ども3人いる私の主観ですが、4.5畳で十分です。
まだ一緒にねる!
子どもが部屋で過ごす時間はわずかです。
わが家の場合は、壁はなしの状態で建築し、必要なときに壁を作る予定です。
今は12畳の空間が、家族で川の字で寝るスペースになってます。
勾配天井をなくす
天井が高くなる分、材料や手間が増えるため施工費は高くなります。
また勾配天井は上には階を作れないため、非効率の家の形になります。
広く見せたいなら「広く見える間取り」や「折り上げ天井」などを取り入れても良いかも知れません
スケルトン階段でなく標準の階段にする
スケルトン階段は一般的な両側に壁のある階段に比べ高くなります。
わが家の場合は手すりのこだわりなしでも、+40万円かかると言われました
スケルトンはおしゃれな反面、デメリットもあります。
- 横から落ちる可能性がある
- スカートの中が見えることがある
- 寒気が落ちてくる
- 暖気が上の階に行ってしまう
寒暖については、コレはもう実証済み。
おしゃれにしたかったですが、スケルトン階段だとより悩んだと思います。
総二階じゃだめなのか
一階と二階の形が同じであればあるほど、余計なコストはかかりません。
使い勝手の悪い間取りは後悔のもとになるため、あくまで間取りに納得したらで考えましょう
トイレの数を検討する
それぞれの階でトイレが必要な世帯とそうでない世帯があります。
わが家の場合子どもがまだ小さい5人家族のため、設置しました。
二階は配管だけ通しておくということも考えましたが、実際使うと2日に一回くらいは使ってますね
扉が不要な所はないか
扉は必ずしも必要ではないです。
わが家の場合、キッチン⇔パントリー⇔ファミリークローゼットと回遊できますが、キッチンからファミリークローゼットは扉をなくしました。
服ににおいが付かないか心配でしたが、パントリーが間にあるので気になりません
お客さんが来たときは、キッチンとパントリーの間にイケアのレールとカーテンで簡易目隠しをします。
扉は開き戸にする
引き戸よりも開き戸の方が安いです。
わが家は一階はすべて引き戸にし、二階の子ども部屋は開き戸でコスト削減しました。
引き戸にする場合は、吊り戸を推奨します。レールが足元にあるとホコリやゴミの掃除が大変です。
不要な窓をなくす
西側の窓、人目が気になるところの窓は必要ないです。
光がほしいならFIX窓(開かない明かり取り用)ですりガラスにします。
すりガラスにしなくても、あとからシールを貼ることでおしゃれなすりガラス調にできます。
西側は特に夏の西日が耐えられないくらい強いので、結露防止シートなどを利用して少し緩和を。
\これ使ってます/
外構は後からという選択にする
フェンス、ウッドデッキ、カーポートはハウスメーカー・工務店を通じて依頼するとバカ高いです
写真はウッドデッキですが、このサイズで40万円以上しました……。
このあと、3m×5mほどのウッドデッキを自分で相見積もり見て依頼しましたが、20万円以下に抑えられました。
業者を探す:プランが決まっている場合
すでに商品まで決まっている場合は、その商品を適正価格で工事してくれる地域の業者を探しても。
Zehitomo(ゼヒトモ)のプロ業者では、あなたの地域で施工できる「外構・エクステリア」のプロ業者最大5名と自動でマッチングします。
土地に入って作業するんだよね? どんな人が来るかわからないじゃん……
マッチング後は必ずメッセージでのやりとりがあるので、印象が全く違ったというアンマッチは起こりづらくなっていますよ。
マッチングした業者が合わなければ、再度条件を入力すれば別のプロとマッチングができます。
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業者を探す:プランが決まっていない場合
外構したいけど、何をするか提案してほしいという方は、タウンライフのリフォーム・外構を利用を検討してみてください。
こちらの要望に応じてプランを作り、応じた見積もりまで出してくれます。
車で1時間かかる会社でも対応可能など、知らない優良業者さんも見つかります。
\ 利用料無料でオリジナルプラン・見積もり /
カーポートは本当に必要か
玄関から車まで、雨をしのげて太陽光から車を守ってくれるカーポート。
かっこいいカーポートがあると家の見た目がグッとあがりますが、外構としても出費部分になります。
安いものは1台あたり10万円からあるので、やるならこれもハウスメーカーを通さず、自分で相見積もり取りましょう。
こちらも、Zehitomoやタウンライフリフォームなどで、依頼すると同じ条件で相見積もりができます。
外壁をガルバリウム鋼板にする
タイル>>>サイディング>ガルバリウム鋼板
の順に価格は変わります。
サイディングとガルバリウム鋼板はあまり値段は変わらないですが、広い部分になるので検討の余地はあります。
タイルをやめる
まずタイルそのものが高いです。
また職人の腕次第で良し悪しが変わります。
わが家の玄関は凸凹していて水が外に出ないです……
タイルは長年持ちますがその分、変えることも難しいもの。
外構用の硬いクッションフロアやモールテックスでも検討してみても良いかも知れません。
アクセントクロス・塗り壁をやめる
悩むアクセントクロスはやめましょう。
白ならDIYで塗ることができます。
塗り壁は画びょうが使えなかったり、子どもが落書きすると取れない、ポロポロ落ちてくるなどがデメリット。
その場合、豊富な塗り壁調のクロスから選ぶのも良し。
床をクッションフロアにする
クッションフロアは賃貸感が出てイヤという方がいますが、今のクッションフロアは外構にも使えるほど耐水性や光に強いものがあります。
柄も豊富なので、クッションフロアだからと一概に選択肢から外さず、見てみてください。
うちはキッチンの床は全部クッションフロアにし、キッチンマットは引いてません。洗濯物もないし、冷たくないしイイことづくめです
電気の数を減らす
電気ひとつで1万円〜かかります。
ライトが何個もあるなら、シーリングひとつで良いかも知れません。
照明を埋込み型にする
シーリングライトを持っていない場合、カチャッとはめるシーリングライトを新しく購入する必要があります。
この場合は、埋め込み型にすることでコストを抑えられます。
埋め込み型のLEDは約10年持ちます。
自動点灯をやめる
自動点灯機能があるものは少し値段があがります。
自動点灯が必要だと思うのは、玄関だけです。階段は天井照明でなく、足元に小さなライトがあると便利ですが、電気工事までせず後付けで充分。
ウォークインクローゼットをやめる
ファミリークローゼットをやめる
設備を必要最低限にする
食洗機、自動洗浄トイレ、コンロの大きさなど、設備は必要なものだけにしましょう。
便利かもと思って付けても自分の生活スタイルと合わなければ意味のないものになります
太陽光発電をやめる
太陽光発電は、初期費用に数百万円かかります。
ここを削るだけでかなり違います。
ただし、何十年と住むお家なので、今後のことも見据えて検討をしてください。
勝手口をやめる
わが家にある勝手口は、車からの荷下ろしがとても楽ちんで、週に2・3回利用しています。
めちゃくちゃ便利な反面、使わないような場所に作ってしまってはもったいないです。
回遊できる間取りをやめる
回遊できる間取りは、アクセスが良いので使い勝手があがります。
一方で坪数も大きくなり予算は増え、使うときには人の通り道や扉の場所を確保するため、収納できる場所は少なくなります。
どうしても欲しい! という場所以外はやめても良いと考えます。
回遊を減らし、壁を多くすれば家はより頑丈になります
ベランダをやめる
ベランダを作るだけで約100万円ほどかかります。
布団は布団乾燥機を使用する、洗濯は外に干さずドラム式乾燥機かガス乾燥機(乾太君)を使用するなど工夫すれば必要ありません。
雨どいや防水処理などがあることで水漏れリスク、定期的な掃除も必要……となると、約100万円をかけて作るのはいかがでしょう?
悩んでとりあえず作ったベランダは一切使ってません
水回りを集める
家の中でも水回りを一カ所に集めると、配管が短くなり手間も少ないので安くなります。
一階と二階に分かれている場合は上下に同じ位置に集めると良いです。
屋根を片流れにする
屋根の形は複雑になるほどお金がかかります。
片流れはコストが低くすみます。
傾きについては、地面に対して平行はおすすめしません。(カッコいいのですが…)
\勾配がない屋根のデメリット/
- 水はけが悪く雨漏りが起きやすい
- 熱が屋根近くにたまるため、三角屋根に比べて最上階に熱がこもりやすい=暑い
- 屋根裏をロフトや物置にできない
- 積雪に弱い
ランニングコストも意識しよう
おしゃれな家、家事動線が楽な家もいいですが、建てたあともかかってくるランニングコストも意識しましょう。
例えば
- 広すぎる家は掃除の手間がかかる
- 凸凹の家だと塗り直しにコストがアップする
- 窓が多すぎると光熱費がかかる
などです。
「良さそう」という思いつきではなく、本当に必要なものに予算をかけましょう。
本当に必要かどうかは、間取りを思い浮かべて実際の生活をシュミレーションすると良いですよ!
【まとめ】削れるポイント30個を見直して予算内におさめよう
家づくりで当初の予算内に収めるのは大変です。
予算がどんどん上がりがちな家づくりでは、優先順位をつけて自分たちに不要なところは削っていきましょう。
住宅ローンの利子はなるべく低く
住宅ローンを安く借りられたら、それだけ予算が取れます。
わが家は高い住宅ローンで契約。
その後モゲチェックで借り換えをした結果、月5,000円も少なくなりました。(めちゃくちゃ大きい額)
地元の銀行や信用金庫も良いのですが、給与の振込先を変更したり、学校の給食費支払いを指定されたりと結構面倒。まずはネット銀行でどれくらいで借りられるか見てみて、比較してみるとかなり違うと思います。
火災保険も見直したら、年間2万円引くなりました。どれだけ高い値段払ってたんだ……って感じです。
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