イレクターパイプってなんでも出来ますよね!
しかしながら見た目が…ということでこれまではあまり使おうとは思ってもいませんでした。
今回イレクターパイプで鉄棒を作ったのですが、塗らなくてもブラックでかっこいい見た目になり大満足。
あっという間に出来上がり、きちんと強度もあるので他にも応用がきくなとやみつきになりそうです。
イレクターパイプの鉄棒は、初心者でも作れますよ
\こういう方のためのページです/
- 屋外に鉄棒やハンキングスペースを設置したい!
- イレクターパイプで作る鉄棒の強度が知りたい!
- DIYにかかる時間を知りたい
- DIYの難しさのレベルは?
- かかるコストはなるべく抑えたい!
鉄棒の完成写真
わが家の南側の庭です。完全なる屋外で一日中日向になります。
地下3メートル以上粘土質の土で、木々たちも頑張ってくれています。
調べたところによると、学校や公園などの公共施設の鉄棒はΦ25㎜のものが多いとのこと。
鉄棒に適した直径に近い数値のイレクターパイプのΦ28を使おうと考えました
鉄棒を作るのに検討したもの
イレクターパイプの他に単管パイプや、木材の支柱にステンレス棒をはめるなど考えました。
既製品にはあるのはあるのですが、鉄棒の役目が終えたら庭には置いておくには浮くデザインだな…というものだったり、高かったりと数年間使うにはちょっとコストが…(;’∀’)
鉄棒の既製品
例えばこういったもの。
屋外にも設置できて、シンプルな見た目です。
前後に支えの場所が必要なのがイメージと違う
まだ逆上がりが出来ない子には、くるりんベルトも合わせるといいですね。
これは鉄棒の棒のみ、これで8,000円ちょっとです。
きちんとした安全規格で作られているので安心を購入するならいいですね。耐荷重は100kgまで。取り付け金具は別売りです。
こちらは木材とセットもの。
支柱の木材は国産杉に樹脂を注入したエコアコールウッドというもので腐りにくく、無塗装なら次第にグレーを帯びる変化も楽しめます。
シンプルでいいけど、そこまでガッツリは必要ないかも。値段がもう少し抑えられるといいなー
単管パイプを組み合わせて鉄棒を作る
単管パイプは足場に組まれるほど丈夫。
武骨なデザインで良かったのですが、実際にホームセンターで見てみると、「あれ?思ったより大きい…」。運ぶのも大変そうですし、なによりカットが必要でした。
また、単管パイプは鉄棒にするには、太いので子ども(大人でも)握りにくいのがネック。
DAISOのパイプカッターは売り切れ
ダイソーにも500円商品でパイプカッターがあるのですが、探しに行ったら店頭にはありませんでした。
ダイソーの店員さんに取り寄せができないか聞くと、
大元の倉庫には在庫はないのですが、全国の店舗は可能性があります。申し訳ございませんが店舗から店舗へ問い合わせに対応しておりません。
今は赤いパッケージ。(以前は黄色のパッケージ)
欲しい場合は店舗に自分で問い合わせをすることで手に入れられるかも知れません。
遠い店舗に行くなら、ガソリンなどの交通費や手間賃などが必要です。ネットなら1,000円ちょいで送料込みなのでポチッとする方が得策かもしれませんね。
\パイプカッター/
鉄棒用にイレクターパイプの強度計算をする
子どもがのって回転する鉄棒のため、イレクターパイプの強度はとても大事。
イレクターパイプを作っている矢崎化工の公式サイトを参考にしました。
接合部はメタルジョイントと、プラスチックジョイントがあるのですが、プラスチックジョイントは樹脂を溶かして付けるタイプの接着液を使うので再利用は不可になります。
メタルジョイントは価格が高いのですが、プラスチックジョイントより強度があり再利用可能。
ここは何を優先にするかですね!ホームセンターではプラスチックジョイントはありましたがメタルジョイントのラインナップは少なかったです
理由はホームセンターですぐ作りたかったためです。
プラスチックジョイントのメリットは屋外でも錆びることなく使えること。
選んだのは〘J-5〙で棒の長さは1,200mmのため、強度は25kgになります。
ただしこの数値は静止状態での値なので、鉄棒のように動いたり前後に揺れたりするのには当てはまりません。
いくら子ども(7・5・1歳)とはいえ、25kgの耐荷重だけだと心もとないので、強度アップのためにすじかいを付けます。
鉄棒をDIYするのにかかった費用
- パイプ
- 支柱1.5M:H-1500(598円)×2=1,196円
- 手すり1.2M:H-1200(498円)×1=498円
- 強度アップのための支え:H-450(198円)×396円
- ジョイント
- L字:J-5(128円)×2=256円
- 強度アップ:J-26(178円)×4=712円
- サンアロー接着液 398円
\パイプ/
\ジョイント/
\サンアロー接着剤/
↑使用できる素材以外は使わないでくださいね!
合計金額は3,456円(ホームセンター価格)となりました。
ジョイントを金属金具にすると、倍以上になります。
4,000円以下で数年持ってくれたらコスパよし!
プラスチックジョイントの専用のサンアロー接着液は売ってた中で一番小さな50mlのものを。
今回鉄棒を作るのに4箇所とめてもスポイト半分も使いませんでした。
50mlは他にもたっぷりDIYすることができます。
ネットだとさらに少量の30mlがありました!
イレクターパイプの鉄棒の設置方法
プラスチックジョイントのためサンアロー粘着液を使用します。
支柱の三分の1ほど(40~50cm)埋めます。
私の場合はモルタル(コンクリ)で。固まるまで数日は動かさないようにします。
難しくありません。ひとつずつ細かく説明していきます
ステップ1:組み立てる
ひねりがない状態で設置したいため、まずは組み立てます。
サンアロー接着液をイレクターパイプに塗り、ジョイントをはめ込んで固定して組み立てます。
プラスチックジョイントはプラスチックそのもの。
中が金属ではなく心もとない気はしますが、分厚いし密着させる形で強度をつけます。
すべてメイドインジャパン。
J-26は強度アップのための筋交いを担う部分ですが、片方がCの形でカチッとはめるだけのタイプ。
サンアロー接着剤をつける必要がないため、こちらは再利用可能です。
組み立てた状態
高さ1,500㎜、横幅(にぎり棒)1,200㎜です。
接着剤効果を最大限出すためにらひねりがない状態で放置します。
ステップ2:穴を掘る
鉄棒を設置するための穴を掘ります。
設置するのはこちらの場所。
奥の虫網がある場所です。
庭づくりが終わりません(;´∀`)
50cmもの穴をあけるとなると道具が結構大事で…
まだ掘りやすい雨の次の日ですが、
もう赤土っぽく粘土質でカチカチなのがわかりますね(;’∀’)
わが家が使っているのがこちらの複式ショベルです。
束石を建てるときや、支柱を建てるときなどに縦に深い穴が簡単にあけられます。
わが家のようなものすごい粘土質でも石がごろごろでも、50cmの深さを掘るにショベルだと1時間かかるところを、複合ショベルなら30分あれば掘る事ができます。
使い方は両手で一本ずつ持ち、穴にブスッと差し込み拍手をするように土を掴み外に出し、掘り進めます。
粘土質であれば、雨の翌日に土が柔らかくなっている状態で行うのをオススメ。
晴れが続いた日に行うと、カチカチすぎてものすごく時間がかかります…。途中で心折れそうになります。
ステップ3:支柱を埋める
先程書きましたが、調べたところ公園の固定式鉄棒を設置するときは、50cm-1Mの穴をあけてコンクリートを流して固定します。(業者にもよります)
今回は50cmの穴をあけて基礎に砂利を敷き、その上に40cmほどモルタルを流し込みました。
モルタルは、余っていたセメント1と砂2の割合で乾いた状態で混ぜてから、水を混ぜて作ります。
こういう「練りクワ、ショベル」と言われる左官道具で混ぜると早いし角まで混ざる。
トロ舟はわざわざ購入しなくても、耐久性は劣りますが収納で使うようなホームセンターの屋外エリアに売っているような598円とかの簡易的なものでOK。
似ているのはこれかな↓小さなサイズなら700円程度で購入できます。
使っている道具はこの時と同じです。
セメントは1年以上前に開封したもので湿気ってしまい、所々固まっていたので砕きながら混ぜました。
流し込んで次の日はこちらの状態。
乾く途中で少し動かしてしまったので、ひび割れが起きていますが、ガッチリかたまりました。
鉄棒の完成
高さ1,070㎜になりました。
小学校の高さと同等くらいなので7歳128cmの娘でぎりぎり出来るくらいです。
5歳120cmの息子は難しく、下に台を置いてして使ってます。
にぎり棒は樹脂なので熱くならないのが良いところです。
設置したのは庭の花ゾーンと、家庭菜園ゾーンの間。
鉄棒として使わなくなった際は、空間の間仕切りにできますよね^^
となりの足元には、
ペンステモンハスカーレッドがぐんぐん大きくなってくれてます。特に土壌改良せず植えただけなのですが、2年ほどで3倍ほどに広がってくれてます。今年は株分けかな(*´▽`*)
ビフォーアフター
ちょっと角度は違いますが、ビフォーアフターを。
左:before 右:after
同じ時期にレイズドベッドも作ったので背景がちょっと変わってます。
子ども達が逆上がりや前回りをしたりぶら下がると前後に揺れますが、少ししなる程度です。
50㎏程度の私が乗っても前後にはしなりますが、上下にしなることはありません^^(耐荷重はたぶん35㎏くらいのため自己責任)
鉄棒パイプのその後の予定
シンプルな鉄棒なので、大好きな植物のチランジア(エアプランツ)や、コウモリランなどをぶら下げてもいいなと妄想してます!
【まとめ】30kgの子が乗っても大丈夫
作ってから約1年が経ちますが、小学3年生の27kgがぐるぐる回っても壊れてません
庭はプライベートで存分楽しめる子ども達の遊ぶ場でもありたいと思ってます。
野菜などを作って採れたてって美味しいんだよとか、毎年ヤモリの家族がいて嬉しいな、蜘蛛がたくさんいるねなど、実際に肌で感じて欲しいことがたくさんあります。
広い庭があることに悩んでいたけれど、有効に使っていきたい。
今回使ったもの↓
「DIY難しい…」という方は専門知識が豊富な業者に頼んでみては?
鉄棒は簡単で業者に頼むほどではありませんが、本格的な庭づくりならその道のプロに頼んだ方がいいことも。
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タウンライフのメリット・デメリットはこちらを参考ください。
上記のページでは、外構やエクステリアだけではなく、タウンライフのサイト全体のことをまとめています。
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