イレクターパイプってなんでも出来ますよね^^
しかしながら見た目が…ということでこれまではあまり使おうとはしていませんでした。
今回イレクターパイプで鉄棒を作ったのですが、あっという間に出来上がり、きちんと強度もあるので他にも応用がきくなとやみつきになりそうです。
この記事を読むと以下のことがわかります。
- 屋外に設置したい方に
- 強度が知りたい方に
- DIYにかかる時間を知りたい方に
- 価格を知りたい方に
- 出来るだけコストを下げたい方に
鉄棒を設置する場所
わが家の南側の庭です。屋外になります。
地下3メートル以上まで水がある粘土質の土で、木々たちも頑張ってくれています。
検討したもの
イレクターパイプの他に単管パイプや、木材の支柱にステンレス棒をはめるなど考えました。
既製品にはあるのはあるのですが、鉄棒の役目が終えたら庭には置いておけないデザインだな…というものだったり、高かったりと数年間使うにはちょっとコストが…(;’∀’)
これは鉄棒の棒のみ、これで8,000円ちょっとです。

きちんとした安全規格で作られているので安心を購入するならいいですね。耐荷重は100kgまで。取り付け金具は別売りです。
こちらは木材とセットもの。

支柱の木材は国産杉に樹脂を注入したエコアコールウッドというもので腐りにくく、無塗装なら次第にグレーを帯びる変化も楽しめます。

でもやっぱり高く感じてしまう…。
決めたのはイレクターパイプ
単管パイプは足場に組まれるほど上部なものです。武骨なデザインで良かったのですが、実際にホームセンターで見てみると大きい…。カットが必要でした。カットとなるとパイプカッターを別途用意しなければいけません。
パイプカッターはピンきりです。
ダイソーにも500円商品でパイプカッターがあるのですが、探しに行ったら店頭にはありませんでした。
店員さんに聞くと



大元の倉庫には在庫がありませんでした…。全国の店舗にならあるところはあると思いますが、残念ながら店舗から店舗へ問い合わせというものをしておりません…
ネットにある黄色のパッケージは昔のもので、今は赤いパッケージです。
欲しい場合は店舗に自分で問い合わせしたり行ったりする必要があります。
遠い店舗に行くなら、ガソリンなどの交通費や手間賃などが必要です。ネットなら2,000円ほどで送料込みなのでポチッとする方が得策かもしれませんね。


また、単管パイプは鉄棒にするには太いのがネックでした。
調べたところによると、学校や公園などの公共施設の鉄棒は25㎜のものが多いとのことなので、それに近い数値のイレクターパイプのΦ28を使おうと考えました^^
イレクターパイプの強度
イレクターパイプの強度は大事なところです。
以下のイレクターパイプを作っている矢崎化工の公式サイトを参考にしました。


接合部はメタルジョイントと、プラスチックジョイントがあるのですが、プラスチックジョイントは樹脂を溶かして付けるタイプの接着液を使うので再利用は不可になります。
メタルジョイントは価格が高いのですが、プラスチックジョイントより強度があり再利用可能。



ここはどう使いたいかですね(^^)ホームセンターではプラスチックジョイントはありましたがメタルジョイントのラインナップは少なかったです
結論として選択したのは【プラスチックジョイント】です。
ホームセンターで手に入るのと、すぐに作りたかったためです。メタルジョイントは高かった…
またプラスチックジョイントのメリットは屋外でも錆びることなく使えること。


大事な部分に選んだのは〘J-5〙で棒の長さは1200mmなので、強度は25kgになります。
ただしこの数値は静止状態での値なので、鉄棒のように動いたり前後に揺れたりするのには当てはまりません。
いくら子ども(7・5・1歳)とはいえ、25kgの耐荷重だけだと心もとないので、強度アップのためにすじかいを付けます。
公園の固定式鉄棒を設置するときは、50cm-1Mの穴をあけてコンクリートを流して固定します。(業者にもよります)
合計金額3,500円ほどで


- パイプ
- 支柱1.5M:H-1500(598円)×2=1,196円
- 手すり1.2M:H-1200(498円)×1=498円
- 強度アップのための支え:H-450(198円)×396円
- ジョイント
- L字:J-5(128円)×2=256円
- 強度アップ:J-26(178円)×4=712円
- サンアロー接着液 398円














合計金額は3,456円となりました。
ジョイントを金属金具にすると倍以上になりますのでこれでokならコスパよし。
プラスチックジョイントの専用のサンアロー接着液は一番小さな50mlのものを。


今回鉄棒を作るのに4箇所とめてもスポイト半分も使わなかったので、50mlあるとかなりの量を止めることが出来ます。
設置する
プラスチックジョイントのためサンアロー粘着液を使用します。
支柱の三分の1ほど(40~50cm)埋めます。
私の場合はモルタル(コンクリ)で。固まるまで数日は動かさないようにします。
ステップ1:組み立てる
まずは組み立てます。
サンアロー接着液を


イレクターパイプに塗ってジョイントをはめ込んで固定して組み立てます。
プラスチックジョイントは


プラスチックそのものです。


イレクターパイプのように中が金属ではありません。
すべてメイドインジャパン。


J-26は強度アップのための支えですが、


片方がCの形でカチッとはめるだけのタイプなのでこちらは再利用可能です。
組み立てた状態がこちら。


高さ1,500㎜、横幅(にぎり棒)1,200㎜です。
ステップ2:穴を掘る
設置するのはこちらの場所です。


虫網がある場所です。



庭づくりが終わりません(;´∀`)
50cmもの穴をあけるとなると道具が結構大事で…


まだ掘りやすい雨の次の日ですが、


もう赤土っぽく粘土質でカチカチなのがわかりますね(;’∀’)
わが家が使っているのがこちらの複式ショベルです。
束石を建てるときや、支柱を建てるときなどに縦に深い穴が簡単にあけられます。


わが家のようなものすごい粘土質でも石がごろごろでも、50cmの深さを掘るにショベルだと1時間かかるところを、複合ショベルなら30分あれば掘る事ができます。
使い方は両手で一本ずつ持ち、穴にブスッと差し込み拍手をするように土を掴み外に出し、掘り進めます。


粘土質であれば、雨の日の次の日に土が柔らかくなっている状態で行うのをオススメします。
晴れが続いた日に行うと、カチカチすぎてものすごく時間がかかります…。途中で心折れそうになります。
ステップ3:支柱を埋める
先程書きましたが、調べたところ公園の固定式鉄棒を設置するときは、50cm-1Mの穴をあけてコンクリートを流して固定します。(業者にもよります)
今回は50cmの穴をあけて基礎に砂利を敷き、その上に40cmほどモルタルを流し込みました。


モルタルは、余っていたセメント1と砂2の割合で乾いた状態で混ぜてから、水を混ぜて作ります。
使っている道具はこの時と同じです。
1年以上前に開封したものなので、湿気ってしまい所々固まっていたので、砕きながら混ぜました。
流し込んで次の日はこちらの状態。


ちょっと動かしてしまったのでうまく出来ていないかも知れません。
完成はこちら


高さ1,070㎜になりました。
小学校の高さと同等くらいなので7歳128cmの娘でぎりぎり出来るくらいです。
5歳120cmの息子は難しく、下に台を置いて100cmにして使ってます。
にぎり棒は樹脂なので、


熱くならないのが良いところです。
設置したのは庭の花ゾーンと、家庭菜園ゾーンの間。


鉄棒として使わなくなった際は、空間の間仕切りにできますよ^^
となりの足元には、


ペンステモンハスカーレッドがぐんぐん大きくなってくれてます。特に土壌改良せず植えただけなのですが、2年ほどで3倍ほどに広がってくれてます。今年は株分けかな(*´▽`*)
ビフォーアフター
ちょっと角度は違いますが、ビフォーアフターを。




左:before 右:after
同じ時期にレイズドベッドも作ったので背景がちょっと変わってます。
子ども達が逆上がりや前回りをしたりぶら下がると前後に揺れますが、少ししなる程度です。50㎏程度の私が乗っても前後にはしなりますが、上下にしなることはありません^^(耐荷重はたぶん35㎏くらいです)


子どもたちが楽しく、食育や虫などの教育ができる庭にしたい
子ども達の遊ぶ場でもありたい。
野菜などを作って採れたてって美味しいんだよとか、毎年ヤモリの家族がいて嬉しいな、蜘蛛がたくさんいるねなど、実際に肌で感じて欲しいことがたくさんあります。
広い庭があることに悩んでいたけれど、有効に使っていきたいな(*´▽`*)
今回使ったもの↓














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