数日前、レイズドベッドの手直しをしました(*^^*)

そのレイズドベッドに話題のカゴメから出てるトマト苗を育てます。

生長記録として随時更新していきます。
家庭菜園用の苗をなぜ出している?
カゴメで有名なのはトマトジュースなどの加工食品です。その加工食品なぜ家庭菜園用の苗を出したのか不思議ですよね。
直轄されている響灘菜園の家庭園芸の事業を担っている担当者の吉田さんのお話では、これまでのカゴメの120年間の歴史の中で、世界中からかき集めてきた品種は7,500種類。
遺伝資源でかけ合わせていろんな品種を作っていて、ジュース用・生鮮トマト用などの品種を開発しています。
しかしながらその中からすごく美味しくても加工製品には向かない品種が出てきてしまいます。



こんなに美味しいのにもったいない…。トマトで何かシェアできないかな?と苗の業界に参入しました
【2022年】カゴメから出ているのは全9品種
カゴメから出ているトマト苗は、現在9種類です。各品種の紹介写真はカゴメ公式サイト出典です。



一点ずつ紹介します
こあまちゃん
初心者向けで、実を楽しみたい方。量を取りたい方。






甘さと酸味のバランスがいい美味しいトマト。栽培も簡単でたくさん採れて初心者にもオススメ。カゴメ家庭園芸の1番人気の品種です。
- カゴメ家庭園芸品種の中で1番人気の品種。
- 甘さと酸味のバランスがよく、食味が良いのが特徴。
- 栽培が簡単、収穫量も多いので初心者の方におすすめ。
- 房が長く花数が多いため、キレイに実が付くととっても華やか。
- 草丈はおおよそ120cm
- 1果房あたり12個前後(5果房/株として70個程度)
- 畑植えの場合は、株間40-50cm以上
樹栽培が易しくできます。樹勢はそれなりに強く管理が簡単です。
実の房が40cm近く房でなり着果が良い。味としては甘みがあり、こあまの「あま」も甘みを込めた名前が付けられています。
樹勢が強く、上にのびるので菜園向け。
酸味がほとんど感じられず甘い。
あまたん
背丈が大きくならないのでベランダ栽培に。小さすぎないので収量も目指せます。






背丈が低いので、日当たりが良ければベランダでも栽培できます。糖度が高く、皮切れが良く、食べやすいミニトマトです。
- 背丈が低いので、日当たりが良ければベランダでも栽培できる。
- 糖度が高く、皮切れが良く、食べやすいミニトマト。
- 1花房あたり10個前後(5果房/株として50個程度)
- 草丈約60cm(第5段花)
- 畑植えの場合は、株間40-50cm以上
葉と葉の間が短くちじみほうれん草のような特徴的な葉を持っています。他のミニトマトに比べても明らかに背が低い品種のため、生育不良に見えることがありますが、品種特性で病気でもありません。
実は重量感がありずっしり、甘みもあります。小さすぎず大人でも食べ応えがあるサイズ。
ぷるるん
流通できない皮の薄さ。家庭菜園の醍醐味を味わいたい人に。中級者向け






果実の皮がとても薄くまるでサクランボのような新食感の、まったく新しいトマトです。甘みの強さも自慢の品種です。
- 皮が非常に薄く、口の中の皮残りが少ない。
- 甘みが強く、まるでサクランボのような新食感。
- 果皮につやがあり、ぷるるんとした触感・食感のまったく新しいトマト。
- 草丈おおよそ90cm
- 1果房あたり10個前後(5果房/株として50個程度)
- 畑植えの場合は、株間40-50cm以上
味は絶品。流通は出来ないので、家庭菜園の醍醐味を味わいたい人に。こあまちゃんと比べると性質が弱いので気を付ける必要がある。
持っただけでわかる皮の薄さ。食べた時の特徴は、ぷにゅっと柔らかくつぶれるような、“さくらんぼ”を食べているイメージ。甘みもしっかり乗ります。
葉の色としては、黄緑色っぽく厚みもなく薄いです。これは、実の皮の薄さに比例している証拠で、色が薄いからって病気ではありません。
その分、低温にあたったりすると葉が傷みやすいので少し注意が必要。
実の溶け具合に合わせて皮が全く残らず、酸味が際立つ品種ではなく甘さが強い。収量を目指すのは難しいかも知れないけれど家庭菜園でチャレンジしたい方に( *´艸`)
若干生育が遅く、暑さ・寒さに弱い傾向にありますので、日当たりが良く温度もある場所での栽培をおすすめ。実の形が丸くならずに、楕円のようになることがあります。
こあまちゃん オレンジ






色鮮やかなオレンジ色(β-カロテン由来)が特徴の、甘みがとても強いトマトです。樹勢が強く、収穫量も多い品種です。
- オレンジ色は機能性成分β-カロテンに由来。
- 甘味がとても強い
- 樹勢が強く、収穫量が多いのが特徴
- とても鮮やかなオレンジ色が華やか。
- 草丈おおよそ110cm
- 1果房あたり12個前後(5果房/株70個程度)
スーパーで購入できる「カゴメ β-カロテントマト」と同系統の品種です。
かおりん






独特のフルーティーな香味が楽しめます。果実が紫色にも見える珍しいトマトです。
- 独特のフルーティーな香味が楽しめる。
- クロロフィル(緑)とリコピン(赤)が一緒にのるため、紫色にも見える果実
- やや樹勢が強いので、肥料分の与えすぎに注意。
- 草丈おおよそ120cm
- 1果房あたり8個前後(5果房/株として40個程度)
果実が23gとミディサイズのトマト(です。
果実が熟するときに、クロロフィル(緑色の色素)が抜けずにリコピン(赤色の色素)がのるため、赤紫色の果実になります。栽培条件によって、香りの感じ方が変わるので、土の湿りすぎ・水のやりすぎには注意。
ちいさなももこ


ミニトマトでは珍しいピンク色のかわいい品種です。みずみずしく、トマトらしい味わいが特徴です。
- ミニではめずらしいピンク色のかわいいトマト
- みずみずしく、トマトらしい味わいが特徴
- 草丈おおよそ120-150cm
- 1果房あたり10個前後(5果/株として50個前後)
20g前後あるのであまたんやこあまちゃんより大きなサイズのミニトマトになります。すっきりとした味わい。
高リコピントマト






リコピン量が一般の中玉トマトよりも高く、実の中までしっかり赤くなります。中玉トマトとしては、比較的育てやすい品種です。
- リコピン量が一般の中玉トマトよりも高く、実の中までしっかり赤くなる。
- 中玉トマトとしては、比較的育てやすい品種であり、中玉トマトの栽培にチャレンジしてみたい方におすすめ。
- 果重80g前後
- 草丈はおおよそ140cm
- 1果房あたり5-6個程度(5果房/株として30個程度)
- リコピンが高くなる遺伝的な形質を持っている
手間のいらないトマト 凛々子
畑向き。家庭園芸熟練者の方にもおすすめ。






畑植え専用の中玉トマトです。トマトらしい酸味があり果皮はやや厚め。加熱調理にオススメです。中~上級者向け品種です。
- 地植え専用、支柱・芽かき・芯止めの手間いらずの中玉トマト。
- 主茎の花房が3~4段で止まる、芯止まり品種。
- トマトらしい香味・酸味があり、果皮は厚め。加熱調理におすすめ。
- ミニトマトに比べると栽培難易度は少し高めであり、中~上級者向け。
- 果重は80g前後
- 草丈おおよそ60-80cm(第3-4段花房で主茎の生育が止まる)
- 広がる幅の目安おおよど70-100cm
- 株間を広くとる50-70cm以上
非芯止まり品種と比べて、果実のカルシウム・水分要求が集中し、土が少ないプランター・鉢植えでは尻腐れ症が発生しやすくなるため、畑植え専用とされている。カゴメのジュース用トマト「凛々子」の一系統であり、ジュースや調理にも向き、いろいろな食べ方が楽しめます。
手間のいらないミニトマト
畑向き。家庭園芸熟練者の方にもおすすめ。


“手間のいらない”シリーズ第2弾!わき芽を取らずに残すことで収量アップを目指す、たくさん採れるミニトマトです。
- 地植え向き、支柱・芽かき・芯止めの手間いらずのミニトマト。
- 主茎の花房が3~4段で止まる、芯止まり品種。
- わき芽を取らずに残すことで収量アップ。
- 真っ赤な色で見た目も鮮やか。
- プラム型
- 草丈おおよそ60-80cm
- 広がる幅の目安はおおよそ120-170cm
- 収穫量目安は200-250個/株
- 株間は50-70cm以上
支柱は不要。3-4果房で主茎の芯が止まります。わきめは取らずにあえて残します。
プランター・鉢でも栽培は可能ですが、枝が広がり場所をとること、水分管理が難しいためしおれやすく、尻腐れになる場合があることから、畑での栽培をお勧めされています。
どこで買えるの?
ホームセンターや、農協、園芸店など全国で手に入れることができます。
\トマト苗販売店舗の地図が開きます/
私は農協で購入しましたが、コメリやナフコ、DCMカーマ、カインズ、ケーヨーデイツー、島忠、ジョイフル本田、ビバホーム、コーナン、イオン九州などでも購入できます。
しかし、店舗によっては品種の入荷が限られていてほしい品種がないこともあります。その場合はネットで購入も出来ますよ◎
↓こあまちゃん


↓あまたん


↓ぷるるん


↓こあまちゃん オレンジ


↓かおりん
ネットでは見当たりませんでした。
↓ちいさなももこ


↓高リコピントマト


↓手間のいらないトマト 凛々子


↓手間のいらないミニトマト
ネットでは見当たりませんでした。
これだけあれば好みが選べますね(*´▽`*)
カゴメの苗の栽培方法
吉田さんいわく、目指す数は数十個から100個を目安にすると良いそう。家庭菜園でも作れる方は200~300個というツワモノもいます。
なんと、カゴメのハウス内栽培では、1株20メートルもの茎の長さにもなります。トマトは多年草なので、収穫した実が終わった葉はきちんと取って管理することで実を続けて成らすことが可能です。伸ばしていく場合は、収穫した部位の茎は地際に下げて管理します。
袋栽培なら1株。プランター30cm(30型)に1株が目安です。
トマトの順調な生育には、以下の3点が大事です。
・良い土
・日当たり
・水やりと肥料
・日光をとても好む植物なので植える場所は出来るだけ日当たりのよいところを選びます。
・トマトの根は十分な栄養・水分を吸収するためには、地上で見えている茎葉と同じくらいの量の根が必要。根が十分に張り、順調に生育するためには広い場所と沢山の土が必要なんですね。
・トマトの苗を植える前に土づくりや栽培場所の準備を整えます。
・トマトは、その枝ぶりから大きく分けて非芯止まりタイプと芯止まりタイプに分けられます。
非芯止まりは、摘芯をしない限り伸び続けるタイプのトマトで、一般的に栽培されています。
芯止まりは、主軸になっている茎の生長が止まり、それに代わりわき芽を伸ばすことで横に生長を続けるタイプ。(加工用トマト)
ここでは非芯どまりタイプでの栽培方法を。
(こあまちゃん、おれんじ、ぷるるん、あまたん、かおりん、高リコピントマト)
・霜の心配がなくなる、夜の最低気温10℃を超えれば栽培可能、13℃以上になる時期がおすすめ。
・植え付けは、苗を植え付ける約2時間前にたっぷり水を与える。
・根はいじらず、ポットから土を崩さないように15cmほどの植穴に植え、たっぷり水を与えます。
・水やりは、畑は原則不要。プランターは土の表面が乾いてきたら、できるだけ朝にたっぷり水を与えます。夏場なら朝と昼の二回が目安です。水は葉にかからないよう根元に与えると良い。
・茎と葉の付け根部分から芽が出てきてほおっておくと生長してしまうので、この芽かきを5cmを超えないようにして行います。
・トマトは自家受粉。畑植えのトマトは風にとり花房が揺れて自家受粉します。指で軽くはじくようにすれば着果が促せます。
・追肥は、第1段果房の着果から2-3週に1度の割合で追肥をします。
「KAGOMEそのまま育てるトマトの土」でミニトマトを栽培する場合は、第5段花房着果まで追肥は不要。





追肥タイミングを逃しがちな共働きわが家にはもってこいかも…
お庭で育てます
わが家の南側の庭は、花や樹たちのゾーンと家庭菜園ゾーンに分かれています。
この家庭菜園ゾーンは、3人目の子が生まれるにあたり、ここ2年ほど放置していた場所。
今年やっと家庭菜園を再開することにしました。



野菜が高い…(´;ω;`)
ここに作ります。


先日あぜ板でレイズドベッドを作り直したところですね。
土は以前菜園していた時のものをかき集めてきたので、地下茎で増えていく雑草も含まれてしまっています。(取り切れません…)
ここに植えるのは、


農協にあったカゴメのトマト苗の「ぷるるん」です。
この店舗にはぷるるんしかなかったのでこちらにしましたが、私は園芸中級者ではないのでちょっと不安。
植えた状態はこちら。


それほど根っこは回っていなかったので、さらっと崩れてしまいましたが…まぁ大丈夫でしょう。
1本立ちにするので、


行灯仕立てにすべく、寝かし植えをしました。
苗を良く見てみると、


下の方の葉に黒い点が複数個所あります。これは病気なのか、はたまたぷるるんのちょっと弱い性質からなのか…
わかりませんが、まずは様子見します。
葉の色を見ると、


やはり薄いですね。これでしっかり元気(*´▽`*)
しっかり観察すると、


もう第1段花房が出てきていました(白い丸)。
赤い丸は、第1段花房の下の芽なので、すでに大きくなろうとしています。ここの芽は生長がとてもはやいので見つけたらすぐに取ります。
随時更新します。
地球環境にもヘルシーな家庭菜園、あなたも挑戦してみては?
持続可能な開発目標 SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。
持続可能な社会を目指して様々な活動をしていきましょうというものですが、


その中にも当てはまるエネルギー資源だったり、飢餓だったり、気候変動だったりと関連することはたくさんあります。
せっかく庭やスペースがあるのなら、このようなことに積極的に参加するのも大事ではないでしょうか^^




忙しいなら冷凍弁当もおすすめ


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