毎日使用している室内干しのpid4m。2016年マイホームを建てる時に3つ施主支給をし、使い始めて6年半ほどになります。
ここ数年は室内干しを年間半分ほどしていたりするので、ワイヤーはほぼほぼ出しっぱなし。24時間使い倒しているワイヤーや本体の経年劣化(変化)について共有します。
現状の色がわかる動画も載せています。

室内干しで失敗したくない方におすすめできる商品だと思います
- pid4Mを導入しようか悩んでいる
- pid4Mを導入して後悔したポイントは?
- 耐荷重10kgって書いているけどたわまない?


室内物干しワイヤーの選び方


室内物干しワイヤーは、10年前では少なかったものの、今では新しいものがたくさん出てきています。
安いからと言って飛びつかず、しっかり機能や口コミを見て決めてください。ここの選択肢を間違うと設置後に後悔ポイントになります。
- ワイヤーは届くか
- ワイヤーは斜めを想定か直角を想定か
- 想定する耐荷重(重めに)はクリアしているか
- 壁からつきだしは多すぎないか
- ワイヤーは滑らないか、安全か
- 保証は十分あるか
- 壁に下地は必要か
ワイヤーは届くか
ワイヤーはほとんどの室内物干しワイヤーは3~4mほど。これ以上になると選べるものがぐっと減ります。一般的に4mあれば、ほとんどの方の条件に当てはまるはず。
\長さの目安/
- 4.5畳は273㎝
- 6畳になると長手方向で364㎝
pid4Mは4MまでOKです。
ワイヤーは斜めか直角か


多く載せたい場合など、設置する際に斜めにしたい方もいます。
その場合、物干しワイヤー自体がそもそも斜め設置が可能かどうかを確認しておきます。
pid4Mは斜めに張ることは可能ですが、下記寸法ならOK。
①間口が2m未満 D≦間口/2
②間口が2m以上 D≦1m (L≦4m)
耐荷重はクリアしているか
家族が多くなると重さに耐えられるかが重要です。
わが家の場合、1,6,8歳と夫婦の5人家族ですが、はかってみると10kgあるかないかくらい。もし1つで足りない場合は後から追加することも可能です。
pid4Mは10kgまでOKです。
壁からのつきだしは多すぎないか
デザインでもありますが、人の視線と同じ高さにワイヤーを収納する本体が来るため、ぶつかる危険性があります。
そのため、つきだした部分が多すぎないものを選びます。
pid4Mは奥行6㎝でミニマル。
ワイヤーは滑らないか、安全か


性質上金属ワイヤーは、多少たわむのは仕方がありません。
その分、ワイヤーに加工がされていて、ハンガーが真ん中に集まってこないようにしているかを見ます。
また、ワイヤーは硬くてしなりがあるので、勢いよく巻き戻っては危険。ここに細かな配慮があるかどうか。
pid4Mは、ワイヤーが編むようにねじられているので真ん中に集まることはありません。安全性にも気を配り、不意にタブを離してしまっても、ゆっくりとワイヤーが巻き戻るよう設計されています。
保証は十分あるか
1か月というところもあれば、年単位で保証されるものもあります。
室内物干しワイヤーは重さのある洗濯物に耐えています。外れたり壊れるとなったら、大事な家が傷つくことになりかねません。
購入するときの安さだけではなく、購入後のアフターフォローもしっかりあるメーカーを選ぶと安心して使えます。
pid4Mは、2年間の保証があります。
壁に下地は必要か
多くの物干しワイヤーは、木があるところに取付してくださいとあります。
建築前なら取り付けたいことを先に伝えておきましょう。洗濯物をどこに干すか事前のすり合わせで話題になると思います。
入居後に取付したい場合は、下地探しをしたり、図面を見て確認します。



家やマンションの施工会社に連絡すると木枠の感覚などを教えてもらうことができますよ。
pid4Mは、木の下地がある場所への取付け必須。
下地探しは一本持っておくとなにかと便利です。1,000円程度で購入できます。
使用から6年後のpid4Mの劣化を検証
わが家の条件をクリアしたのが、pid4Mです。ほぼ24時間使いっぱなし。


5人家族の洗濯物を干している状態。
森田アルミのpid4mは耐荷重が10㎏ですが、10㎏超えて使用していることもあります。
乾いた時に7.9kgだったので、ぎりぎりのラインで使い続けているということですね。


設置しているpid4Mのワイヤーの長さは約3メートル。使用は4メートルまでOK。
サイズ | 本体:幅 87 mm x 高さ 121 mm x 奥行 60 mm フックカバー:幅 60 mm x 高さ 75 mm x 奥行 11 mm |
材質 | ABS樹脂(本体・フックカバー) ステンレス(ワイヤー) アルミニウム(ブラケット) |
ワイヤー長さ | 4.0 m |
最大荷重 | 10 kg |



ゆっくりワイヤーが巻き戻るので、ワイヤーが暴れないのが嬉しいところ!
ワイヤー使用時間のタイムテーブルは以下の通りです。
ほーむずさんちの洗濯ルーティン
夏の室内干しなら中でセットしてから外へ移動。秋から春は室内干し
取り込んだままにするときもあれば、そのまま畳むときも(畳まず仕舞いたい)
ワイヤーのたわみは許容範囲


上記の写真で見ると、ワイヤーはちょっとたわんでいるように見えます。
理由は簡単。私がピンチから洗濯ものを外すとき、ピンチを支えずひっぱって取っているから。
たわんでいると言ってもワイヤーの表面はつるんとしていなく編むようにギザギザ。そのため、ハンガーを端っこにかけてもすべって真ん中に集まることはありません。



物干しワイヤーは、安いものだとワイヤーの加工がないことも。ストレスがない干し方ができるか選ぶとき気を付けてください。
……と、思っていたのですが、公式サイトを見るとこの状態が普通なので、たわんだように見えてそうではありませんでした。


たわみでハンガーがすべり出すのは約27㎝真ん中が下がった状態で起きます。森田アルミのワイヤーであれば、10kg荷重を中心部にのせても、約20㎝のたわみで済みます。


偏った乗せ方は好ましくありませんが、間口ワイヤーの最大4mであっても、ハンガーはずれにくいということですね。
すべらせたくない場合はプラスチックハンガーを使用する
使っているピンチはカインズ、ハンガーは子どものは西松屋、大人のは一本あたり20円のニトリのハンガーです。この3つは、プラスチックなのであまり滑りません。
後述する金属製のマワハンガーや、無印やニトリのハンガーも使ってみました。やはり金属製だとワイヤーの上をすべりやすいです。※回収するときには便利です。
金属音が気になる方や、赤ちゃんをなるべく起こさず寝ている隙に家事を片付けたい方には、プラスチックハンガーがオススメです。
本体は経年変化はあるが劣化は見受けられない
上記のように新品はホワイト!!という白なのですが、


黄色っぽくなってきました。
一段高い畳コーナーのWEB内覧会時に新品レビューもしていますが、その時はオフホワイトだった記憶があります。わが家の壁は黄色がほぼ入っていないホワイト。なのでコントラストがはっきりとわかります。


本体の方も同様で、


結構色が変わっています。
分かりやすいように、マワハンガーの白と比べてみました。


わが家はpid4Mを3カ所に設置しています。
1階の畳コーナーと、2階に上がった廊下、2階の主寝室に設置しています。2階にあるpid4mはほとんど使っていませんが、色の変化は1階と同じ。使っても使わなくても、太陽光に当たらなくても変化は大きくは変わらないです。



変化は変わらないので便利な場所に設置してください
壊れるまで使い続けたい商品
色の経年変化はあるものの、2015年から使用して6年半を超えた今でも使用感は変わらず便利。スッキリとしたフォルムで目立たず、後付けできる室内物干しワイヤーは貴重ですよね。
10kgまでいけるので、布団や毛布だって干しています。壊れるまで使うと思います。
- pid4Mを導入しようか悩んでいる
- おすすめ!シンプルでスマートな外観、重さも充分!
- pid4Mの劣化が気になる
- 色の変化はあるけど使用感の劣化はなし!
- 耐荷重10kgって書いているけどたわまない?
- ハンガーが集まってしまうほどたわむことは無い!
- 条件は各家庭でちがうため、後悔する前に自身には機能が十分か検討する
Pid4Mには安価な類似品が出回るようになりました。



違いや選ぶときの注意点をPid4Mデザイン設計者の宇野様へインタビューしました。






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