家づくりはたくさんのお金が動くことにから、感覚がマヒし数万円なら大丈夫……という気持ちになりがちです。
築7年ですが、家電の買い替え時期が始まりすでにリフォームも考えている個所もあります。
更に毎年の固定資産税十数万円がキツイ……
3年かけて作った家なので、間取りは満足はしている一方、もっと家づくりの費用を考えておけば良かったと後悔することが増えてきました。
家づくりは完成したら終わりではなく、お金に関する問題は長く住むほど痛感します。
当ページでは、家づくりのお金に関するやりがちな失敗と、不安を解決する方法をご紹介します。
- 家づくりで考えておきたいお金のポイント
- 資金計画で失敗しないコツ
家づくりのお金で失敗しがちなこと
家づくりのありがちな失敗はどんなことがあるの?
どれも計画の甘さによるものです。家は人生をも左右する買い物なので、計画は入念に練りましょう
\お金で失敗しがちなこと/
- 予算の見積もり不足
- 資金計画が不十分
- ローン返済が生活を圧迫してしまう
- 注文住宅会社・建築業者の信用調査不足
- 建物の維持費の見込み不足
- 土地の評価額不足
ローンなどは、一度契約すると長い間付き合うことになります。
一つずつ詳しく説明します。
予算の見積もり不足
家づくりの予算を十分に見積もらずに進めてしまうと、途中で資金不足に陥ることがあります。
具体的な建築工事の費用を見積もる際に、建築業者に見積もりを依頼します。
このときに、希望する建物の広さや構造、使用する材料や設備などから工事費用を算出してもらいます。
- こちらからの情報提供が不十分
- コミュニケーション不足
- 業者の経験不足
等により、見積もり不足が起きます。
ハウスメーカー・工務店からこれくらいだろうと予測された金額を提示されたら、建物以外の付随費用を+20%ほど心づもりしておくと良いです。
伝えたと思っても理解していない・反映していないことも多々あるので、しっかり確認を!
資金計画が不十分
実はここが最も重要。家は本体価格だけでなく、付随する工事やランニングコストが大きいです
資金計画は、予算の見積もりよりも広い意味があり、家を建てるために必要な総費用を把握し、どのように費用を捻出するかを計画することを指します。
住宅ローンの借入や、自己資金の確保、さらには補助金などの活用も含めて、あなたにとって最適で具体的な資金計画を立てることが必要です。
ローン返済が生活を圧迫してしまう
家づくりはローン返済が必ずと言っていいほど契約します。
わが家みたいに「月額8万円までが上限」と言っても、ハウスメーカー・工務店は、
年間100万円くらいが希望なら、少しくらいオーバーしても大丈夫だろうな……
と勝手に変換しがちです。
注文住宅会社・建築業者の信用調査不足
信頼できる会社を選ばないと予算オーバーや工事中のリスクになりかねません。
施工実績や口コミなどを調べたり決算情報を見ることで、財務状況を把握することができます。
注文住宅会社や工務店などが財務面で安定しているかどうかを確認することで、工事中のトラブルや支払い遅延などのリスクの軽減につながります。
わが家は最終的に残った工務店の内ひとつが、数か月後に破産しました。どうりで“今契約してくれたら安くします!”という言葉が良く出てきてたなと…
工事の途中でもし注文住宅会社の破産や材料が手に入らない状況になったとしても、最後まで家が建つように完成保証が付いている会社か必ず確認を。
建物の維持費の見込み不足
家は建ててからもお金がかかる大きなお買い物です。
建物の維持管理に必要な費用を見込んでいなかったため、将来的に建物の修繕やメンテナンスに必要な費用が予算を超えてしまいます。
建物は経年劣化や自然災害などの影響を受けることで、必ず修繕やメンテナンスが必要になります。
例えば下記のようなことまでプランに組み込めたらベストです。
- 外壁塗装10~25年
- 自然災害による損害
- 配管更新
- 電気設備の更新 LED10年ほど
電気設備の更新は最近は埋め込み式が多いので、LED電球の交換は電気工事が必要になります
土地の評価額不足
土地の評価額が低く見積もられてしまうと、建物を建てるために必要な費用や、将来的な売却時に得られる利益が想定よりも少なくなってしまいます。
このためローンが降りず家づくりの予算が足りなくなってしまう可能性があります。
具体的な例としては、土地の評価額が低く見積もられた場合、銀行からの融資額が少なくなってしまうことがありえるということ。
わが家は旗竿敷地。買うときも安いけど、売るときも安いことを理解した上で購入しました
購入時の値段はあくまで売主側の言い値も含まれているため、適正価格を不動産会社などに聞き込んだり、役所に聞き込むのも一つの手です。
家づくりのお金で失敗しないためには
失敗しがちなことは分かったけど、具体的にどうしたらいいの?
具体的にはこんな感じです。大事な気持ちは最後まで熱をもってお金と向き合うことです。
\具体的な対策/
- 家づくりの目的を明確にする
- 綿密な資金計画を立てる
- 希望の家の機能や設備、スペックを明確にする
- 現地調査を行い、土地の立地条件や周辺環境を確認する
- 複数の注文住宅会社から見積もりを取り、比較検討する
- 銀行や住宅ローンの専門家と相談し、適切な融資プランを選ぶ
- 建物の維持費や将来的な売却価格を見込んで予算を立てる
- 余裕を持った予算の設定を心がける
- 契約書や見積もり書の細かい部分を確認する
- 建物完成後も、予算や維持費の見直しを行う
家づくりの目的を明確にする
どのような生活を送りたいかを明確にし、その生活スタイルや条件を決めます。
ここがブレてしまうと、家づくり自体「なにしたいんだろ?」になるので、時間をかけて行いましょう
例えば、子育てに適した家を建てたい、趣味や仕事に特化したスペースを作りたい、または家族や友人を招いて交流を楽しむための広いリビングルームが欲しいなど。
目的を明確にすることで、具体的な要望を整理し、それに合ったプランや予算を設定することができます。
今の希望だけでなく、数十年後も見据えて考えてください。
綿密な資金計画を立てる
家づくりに必要な費用を予め算出し、予算オーバーを避けるための計画を立てます。
家づくりの目的に対して、具体的な要望や必要な設備を洗い出します。
建物の維持費や将来の修繕費、保険料なども考慮し、余裕を持った予算設定を行います。
資金計画はフタを開けてから分かる費用もある、進捗に合わせて見直しを行うことが大切です
建築計画前に、必要な予算を詳細に見積もることが重要です。
希望の家の機能や設備、スペックを明確にする
自分たちが建てたい家の要件や希望を明確にします。
例えば、部屋の数は何部屋必要か、キッチンの広さはどれくらい欲しいか、浴室はどのような仕様が良いか、収納は何を入れるのかなど。
家族が快適に暮らすために必要な要素をリストアップします
設備やスペックも一緒に考えておくと、追加費用であたふたしなくて済みます。
例えば、エアコンの数や種類、キッチンの機器、窓の性能など。
現地調査を行い、土地の立地条件や周辺環境を確認する
建設予定地の実際の状況を確認します。
日当たりや風通し、地盤の状態や水はけ、周辺の交通事情や商業施設・公園などの周りの環境を確認します。
合わせて自治会や祭り、神社への寄付が強制ではないかも確認できると◎です。私はここで後悔したので……
水はけについては、昔の地図も参考になります。役所へ問い合わせると、現在だけでなく昔の地図も見せてくれますよ。
地盤改良はとくに費用がかかるため、先もって確認しておくことをおすすめします。
複数の注文住宅会社から見積もりを取り、比較検討する
家づくりでは、複数の注文住宅会社から見積もりを取り比較検討することは非常に重要。
比較検討しなければ、平均の値段がわからずぼったくられる可能性が大きいです
複数の業者から見積もりをとることで、同じ条件であっても価格に差があることを知ることができます。
注文住宅会社ごとに提供する仕様や品質も異なるため、比較することで自分に合った業者を選ぶことができます。
銀行や住宅ローンの専門家と相談し、適切な融資プランを選ぶ
複数の金融機関からローンの金利や返済条件を比較検討することで、返済負担を軽減することができます。
また、住宅ローン減税などの制度を上手に活用することも大切です。
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建物の維持費や将来的な売却価格を見込んで予算を立てる
家づくりは建築費用だけでなく、建物の維持費や将来的な売却価格も見込んで予算を立てることが重要です。
家は資産。けれど、悪い状態であれば資産ではなく、単なる負債になります。(売っても価値がない)
建物の維持費は、大きく5つあります。
- 耐用年数経過によるリフォーム費用
- 固定資産税
- 火災保険料
- エアコン・冷蔵庫などの設備の買い替え
- 自然災害による損害
耐用年数経過によるリフォーム費用
経年劣化や故障によって交換や修繕が必要になるものがあります。
\リフォームが必要なものの例/
10年程度 | キッチンやバスルーム、トイレ、給湯器などの設備機器 |
20年程度 | 屋根、外壁、給排水管 |
リフォーム費用を抑えるためにも、耐用年数を過ぎたら早めの修繕や交換を行うと突然の故障にあたふたしません
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固定資産税
固定資産税は建築から3年間は控除があるため、支払い額は少なくみえます。
控除期間を過ぎたら、わが家の場合免除分の5万円がアップしました。
わが家は土地が広い分、家のサイズが同じ妹宅と比べて4〜5万円高いです
固定資産税は5月に通知が来るのですが、毎年「うわ……」と思います。
家の価値は下がっていく一方で、土地は見直しがあるため物価があがると高くなり、その分税金の支払いも多くなり、家計に結構な打撃があります。
火災保険料
火災などの災害が起こった場合に保険金をもらうために加入します。
火災保険料の金額は、建築物の価値や地域の災害リスク、建築材料や工法などによって異なります。
一般的に火災保険料の金額は、新築住宅の場合は建物の総額の0.3%~0.5%程度が目安です
建物の総額 | 年間保険料 |
2,000万円 | 60,000円~ |
2,500万円 | 75,000円~ |
3,000万円 | 90,000円~ |
4,000万円 | 120,000円~ |
水害を削るなどをすると、もう少し費用は抑えられます。
火災保険は住宅を建てる際には必須の保険となるため、きちんと計算しておくことが重要です。
>>【年間2万円の削減】厳選した火災保険SBI・日新火災2社の違いを徹底解説
\ 早くやればよかった… /
エアコン・冷蔵庫などの設備の買い替え
買い替えは必ず訪れます。
家電の故障は突然というケースもあるため、事前の計画・準備が大切です。
セカンド冷凍庫を置くために、最初から間取りには置き場を確保しました
>>【整理収納アドバイザーの冷凍庫公開】共働き家庭や、買物の回数を少なくしたい人にオススメな“前開き冷凍庫”
自然災害による損害
将来的なライフプランも見据えて計画を立てることで、返済に関する不安や将来の維持費の負担も軽減することができます。
自然災害は火災保険です
>>【年間2万円の削減】厳選した火災保険SBI・日新火災2社の違いを徹底解説
余裕を持った予算の設定を心がける
予算を上限ギリギリで考えておくと、費用が追加になった際計画自体の根本から見直すことになりかねません。(間取りや家のサイズから変更など)
これまでの気を付けることを加味した上で、余裕をもった設定をしましょう。
具体的には20%ほど余裕をもって注文住宅会社に伝えると良いです
契約書や見積もり書の細かい部分を確認する
建物完成後も、予算や維持費の見直しを行う
家は完成したら終わりではありません。
ここから継続してお金が発生していきます。
ライフプランに応じた費用の見直しを随時していきましょう
見直すものは、住宅ローンや、火災保険料、車のローンなどです。
【まとめ】家づくりのお金の悩みは計画(予測)不足から来る
家づくりのお金に関するやりがちな失敗と、不安を解決する方法をご紹介しました。
家づくりはたくさんのお金が動くことにから、感覚がマヒし数万円なら大丈夫……という気持ちになりがちです。
わが家もその例で、家づくり当初「月8万円くらいの返済で」と考えていましたが、あれよあれよという間にオーバーし、更にボーナス払いもかかるようになりました。
築7年ですが、家電の買い替え時期が始まりすでにリフォームも考えている個所もあります。
時期が一気に来るので、現金がありません
3年かけて作った家なので間取りは満足はしている一方、もっと家づくりの費用を考えておけば良かったと後悔することもあります。
家づくりは完成したら終わりではありません。
変わっていくライフスタイルに応じて、プランを見直し続けましょう。
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