気付いたときにはすでに遅かった
かなり風が強かった日の翌日、窓から庭の株立のエゴノキの一本が倒れているのが見えました。エゴノキは4から5m位で4年前1.5mほどで植えました。うちは風が通り抜ける場所にあるため、よほど風が強かったんだな…としか思っていませんでした。
しかしなんとなく嫌な予感がよぎり、近づいて見ると…なんか根本からおかしい倒れ方してると気づき。

え!!待って!やられてる!!
最近大人の姿を見かけることが多くなってきたな〜と感じていたのが現実になりました✂
木がある程度太くなると来るカミキリムシですね。穴は幼虫の仕業です。
庭で見かけてたのは黒に白のテンテンがあったため、たぶんですがゴマダラカミキリでした。次見かけたら逃さない。
幼虫は樹皮の内側にある形成層から幹の芯部へ根株に向かって食害し、空洞ができます。食害した穴付近に木屑が出てくるのでよくわかるでしょう。空洞が大きくなると枝や幹が折れることがあるので留意することです。
成虫は新しい梢の軟らかい樹皮を食害します。これが枝枯れの原因となることがあります。
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エゴノキをよく見ると

まさに、木屑があり空洞が大きく根本から折れています。
少し前に確認したときは気づかなかったのですが、よく見ると木と木の間からやられているようです。きちんと確認できてなかったということですね…反省。

約1cmほどの大きな穴…本当にショックです。
駆除は園芸用キンチョールEで

① 幼虫の駆除方法
幼虫が食害した穴へ針金等を挿入すれば補殺できます。針金等での補殺が難しい場合は、園芸用キンチョールE等を穴の中へ噴霧して殺虫します。
穴から雨水が入るようであれば樹皮テープやツギロウ等で穴を塞ぐとよいでしょう。有機リン系殺虫剤が含まれた白色塗布剤(ガットサイドS等)を塗布すれば産卵防止にもなります。
② 卵の駆除
樹皮に10~20ミリの円い傷がつき樹液や樹皮の変色が見られると、そこは産卵部分の可能性が高いので、よく観察して卵を駆除して下さい。
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木屑が出てるということは幼虫が居る証なのでこのまま食べられ続けたら残ったエゴノキが立ち枯れしてしまうので処置をします。
検索すると針金で捕殺するか、園芸用キンチョールで殺虫としていたため、園芸用キンチョールを購入し実行しました。1,000円ちょっとでしたよ。噴射後少しその場に居ましたが幼虫が出てくることはなかったので、テッポウムシの生存は未確認です。他の木やバラも木屑などを確認しましたが、エゴノキ以外は大丈夫でした。
➱ 後日確認して木屑が出ていなければ無事成功とします。
あとから知ったのですがエゴノキはテッポウムシが入りやすい樹だそうで…。細かい葉にベル状の可憐なお花を咲かせる雑木の庭に似合う好きな樹なので守っていかなければ。
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【4月初旬】駆除成功!葉っぱも出てきた
穴からは木くずは出なくなりました。ただ、他のエゴノキは葉っぱが出てるのに虫に入られたエゴノキだけ新芽がしばらく動かず…。しかし他のエゴノキに遅れること1週間、葉っぱが展開してきました!木ごとダメになっちゃったかと思っていましたがなんとか生きているようです。

黒い矢印が殺虫剤を注入した穴、白いところが展開してきた葉っぱ。
【5月はじめ】無事花が咲いた
穴があいた樹も無事に花が咲きました。

今後も木の成長を見守ります
今後も入られたエゴノキとその他のエゴノキで成長がどう違うかなど更新していきます。
写真から草がボーボーなのがわかりますね…。カミキリムシや病気を防止するのにも植えるだけではなく管理はしっかりしないといけません。反省します。
予防としては、根もとに網を巻いてカミキリムシ自体卵を産み付けれなくしたり、ボンドのようなものを塗って虫が入れないようにするのも手らしいですね。