わが家にはエゴノキが2本あります。雑木の庭に憧れて白花を先に購入しました。爽やかな葉や樹形とうつむき加減で咲く花は惚れ惚れします。気に入りすぎて赤花も購入。実際に庭で育っているエゴノキ、白花と赤花どちらにしようか迷っている方、エゴノキについて知りたい方の参考になれば幸いです。
エゴノキとは?
新芽から花、果実、落葉まで年中楽しめる植物です。
【基本情報】
- 和名:エゴノキ
- その他の名前:ロクロギ、チシャノキ
- 科名:エゴノキ科
- 属名:エゴノキ属
エゴノキは日本全土に分布する落葉樹です。5月から6月にかけて小枝の先に短い総状花序を出し、釣り鐘状の白い花を下向きにつけ、秋には卵形の果実が熟します。樹形は野趣に富むことから、雑木の庭の植栽材料としてよく利用されるようになりました。花や葉に変異のあるものが見られ、ホソバエゴノキ、テリハエゴノキなどの変種があるほか、萼がピンク色のベニガクエゴノキや小花のヒメエゴノキなどは品種として扱われています。古くから親しまれてきた万葉植物の一つで、和名の由来は、果皮が有毒でえぐみがあることによります。昔はこの果実をすりつぶして川に流す漁法が行われていたといいます。
みんなの趣味の園芸 https://www.google.com/amp/s/www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_amp/target_plant_code-887
白花と赤花の樹の違いは?
エゴノキは花や葉に変異のあるものが見られますが、栽培上の違いは特に無いようです。
[rakuten id=”greengreen:10000103″ kw=”エゴノキ 株立シンボルツリー”]
[rakuten id=”yukei:10007836″ kw=”エゴノキ 庭木 赤花 ピンクチャイム”]
わが家のエゴノキの花や木を紹介
育っている場所と環境
【白花のエゴノキ】
- 1.5mを植えて4年
- 現在樹高4mほど
- 日向、南向き、年間通し日当たり良好
- 何本か寄植えされている株立風
- 株元には雑草が多い
- 土は元は水溜りになるほどの粘土質、造園業者に植え込みを頼み深さ50cm横幅1mほどは川砂などで水はけ改善されている
【赤花のエゴノキ】
- 70センチを植えて2年ほど
- 現在樹高1mほど
- 半日陰、東向き、朝日のみ
- 一本植え(ただし混植はあり)
- 株元の雑草は少なめ
- 元は粘土質の土に駐車場の砂利あり、自分で植えたため土壌改良はほぼ出来ず
白花はどんな植物にでも合う
白い花のエゴノキはこちらです。わが家のは4本の樹からなる“株立風”です。愛知県のこちらでは毎年4月終わりから5月にかけてベル状の白い花がびっしりと咲きます。白い花のため、周りと馴染みますね。造園業者には「植えて3年経つと土に対応し一気に大きくなる」と言われましたが、肌感ではいきなり大きくなったとは感じず年々少しずつ大きくなっているのでは?と思います。同じ雑木類のアオダモは新芽が出て次の芽になる30cmほどのみ伸びるめその年にのびた分がわかりやすいですがエゴノキは少しずつ伸びていますね。また隣にのびのび育つシマトネリコや日向が大好きなコナラがあるのでアオダモよりは早くコナラやシマトネリコよりはゆっくりな成長です。植えて最初の年は西日もあたる日向がキツかったのかあまり葉を出しませんでした。水やりをしっかり行ったのを覚えています。
葉は爽やかで白い花はとても可愛いです。鼻を近づけると甘い香りがしますよ。
赤花は単調な風景にインパクトあり
赤花はこちらです。幹がグレーでまだら模様のアオダモの後方(西より)にあります。花の咲く時期は白花と同様で、まだ小さいのにびっしりと花を咲いてくれます。
周りにはアオダモやクリスマスローズ、株元にはジャノヒゲの玉竜などを植えています。
花は「赤」と言いつつ、可愛いピンクなので周りから浮きすぎず単調な風景にちょっとスパイスを与えてくれる存在です。
花を比べてみる
どちらもベル状でうつむき咲き可愛い花を咲かせます。また赤花も白花もどちらもパールのようなマットな質感と光沢があります。これは写真では伝えきれません…強いて言うならば夏祭りなどで空気をたくさん含んだ飴がのびた時の飴細工の質感に似ています。わかりますかね…?めちゃめちゃ可愛いです。あとは日に当てると花弁が透けて見えて、それはそれはとても綺麗です。花は若干白い花の方が大きいです。もしかしたらこれは栽培環境の違いになるかも知れません。
裏側はこんな感じです。赤花の方が花柄(かへい)と呼ばれる茎と花を繋いでいる部分がしっかりと赤いです。花びらの縁がピンクになっているのが分かりますね。白い花はスッキリとしています。
【終わりに】どちらもオススメ
いかがでしたでしょうか?どちらも葉が揺れる姿は爽やかで春になるとびっしりと花を咲かせ目を惹きます。虫は入りやすいかも知れませんのでそこは要チェックしておけば年中楽しませてくれる樹です。
紅葉している姿や果実がなった姿など随時更新します。
コメント