新居やリフォーム後、ありがちなのがIHコンロのガラスのトッププレートが割れてしまうこと。
気になるのは、このまま使用を続けていいのか、修理する場合はどうやってどこに頼むのがいいのか…… ですよね。
結論として放置は✖です。
わが家のIHコンロのガラストップが割れてしまったので、修理してきれいになるまでの手順にまとめました。

割れたまま使うと感電する可能性があります…
\ この記事のまとめ /
- 漏電の可能性があるためコンロの使用はしない
- 修理or購入かの境目は製造から8年経っているかどうか
- 修理は機種にもよるがわが家の場合は44,000円(税込)
- 火災保険または家電屋の補償には入っておいた方がいい
わが家のIHは日立で特に上位モデルでもありませんが、44,000円と結構な痛手でした…泣
\ 早くやればよかった… /
まずは使用を中止する





割れちゃってる…!!
ガンッと何かが落ちた音でコンロを見てみると、ガラスのトッププレートにサーッひびが入っているではありませんか。
レンジフードにぶら下げていたまな板が落ちたことにより、強い衝撃を与えて割れてしまった様子。空焚きをしてしまい必要以上に熱を与えてしまうこともひび割れる原因になります。
吹きこぼれなどで、ヒビから水が入るとショートする可能性があり危険です。
トッププレートにカケ・ヒビ・割れなどがある場合は、使用を中止してください。
間違ってもそのまま使わないでください。更に電源やブレーカーを落とすと安全。
\修理完了までの流れ/
- まずは使用を中止する
- 修理業者に依頼する
- キッチン保証・IHメーカー保証・HM/工務店保証が使えるか確認する
- 家電屋さん
- 火災保険を使えるか確認する
- 見積もり
- 修理を行ってもらう
- 金額支払い
- 保険請求
ここだけの話、割れてからグダグダと使用してきてしまったのですが、毎日怖い思いしながら使ってました。
今思えばできるだけ早く修理しておけば良かったなと。
しかもその時は火災保険が使えるなんて知らず…割れてしまった当時に直しておけば数万円を自腹で直す必要はなかったかもと後悔……。
メーカーの修理業者に依頼する
保証の期間がそれぞれ違うので、以下のように順番に確認してください。
- IHコンロのメーカー保証
- 家電やさんでの保証
- キッチンメーカーの保証
- HM/工務店の保証
IHコンロのメーカー保証は1~2年です。
【保証期間メーカーごとの目安】
- HITACHI:1年
- パナソニック:1年
- リクシル:2年
キッチンメーカーの機器保証はメーカーと同じくほとんどが1~2年です。
またハウスメーカーや工務店では、独自の保証期間を設けている場合があります。
延長保証に入っている場合は、そちらも合わせて確認を。
リフォームの場合、ビルトインコンロは家電屋さんで購入していることもあります。
その場合は延長保証に入ってる可能性があるためこちらも確認してください。
修理先が分からないときは建てたHMへ連絡
どこに連絡すればいいか分からない時は、家を建てたHMまたは工務店に連絡してください。(または家電屋さん)
工務店などを分からない場合や、確実にHM/工務店の保証がないと確定している場合は、キッチンメーカーに連絡を。
ウッドワンの場合は、0120-641-265(キッチン・洗面化粧台・システムバス専用ダイヤル)に連絡します。
火災保険の補償内容を確認


無料の保証期間が過ぎている場合は、火災保険の内容確認をします。
火災保険で「破損」を付けている場合、保険の対象となる可能性があります。
補償される偶発的な原因によるものなので、故意でなければ補償の対象になることが多いです。
ここで大事なのが、出来る限り片づけたりせず、割れたその状態のままを写真に撮ること。



時間が経過した後で、情報があやふやだと火災保険使用の正しい判断が出来ません。
火災保険の事故窓口受付へ電話をし、保険金請求の依頼を行ってください。郵送で請求書類を送ってくれます。
残念ながら最終的には補償会社の判断のため、申請したあとに使用できるかがわかります。


火災保険はいくらまで責任を自分でとる(自己負担額)か、設定している価格により使いやすいかどうかが決まります。
それこそ0円が良いですが、そこは火災保険料との兼ね合いですね。
\ 早くやればよかった… /
火災保険の選び方・見直し方はこちらをご覧ください。
>>年間2万円削減した、火災保険会社の検討方法
IHコンロメーカーから見積もりをもらう
キッチンメーカーに修理依頼の電話をした場合値段はその場ではわからず、メーカーから折り返し連絡が来ることになります。
修理の金額は機器により2~13万円と幅があり、「無料補償でないなら新しいものを購入した方がいい」と感じる方もいらっしゃいます。
そんな時は、キッチンメーカーに依頼する際に「概算を先に知りたい」と伝えてください。
メーカーから折り返し連絡が来る場合に教えてくれます。
修理費の目安は4万円から



わが家がいただいた見積もりは約4万円弱です。
- トッププレートの部品:20,240円
- 作業代:11,200円
- 出張費:3,500円
- 【合計】34,940円(税抜き)
→38,434円(税込み)
機器の部品は、製造から一定期間(約8年)を超えると部品がなく修理は不可
火災保険を使いたい場合は、書類として提出が必要なため「修理見積書」は捨てずに取っておいてください。
修理作業ビフォーアフター
※撮影のご了承をいただいております
見積もり書を確認しOKと回答をすると、実際に修理をしてもらいます。
業者が持ち帰る場合もありますし、その場で直してもらうことも。



わが家は自宅にて修理作業となりました
日立の場合は日立製品の修理専用の方がいらっしゃるので、電話にて日程を確認されました。
修理をせず、新しいものを購入する場合
楽天市場やAmazonなどでも50,000円~(ビルトイン60cm)売っていますので見てみてください。
50,000円でも安いですが、これ以上安い場合は機種自体がかなり古いものの可能性があるのでご注意を。
IHコンロの取り外し方







え、この状態で使われてたんですか?
IHコンロの状態を見て一瞬固まる業者のおじさま。使い続けていたのを知りこれまた驚いた顔で「危ないですよ」と。
やはり修理依頼した方がいいようですね……。
手際よくグリルやネジを外し、乗っているIHコンロをワークトップから外します。
自分でやる場合の順番としては、
- 付属しているフタを外す
- スイッチ部など外せるもの
- ネジを外す
- 前面パネルなど
- グリルを外す
- 上部の付属品を外す
- コンロ下部の引き出しを外し電源コードを外す
- IHコンロを上から持ち上げてワークトップから取り外す


外す際には電動のドライバーを使われていました。



お忙しい時期なんですか?



今日は一日に9件です(;’∀’)暑いとエアコンの修理が多いですね。
日立の家電ならなんでも修理するため、担当地域の修理だけでも件数がはんぱありません。
トッププレートから基盤を外す




中身が見れる機会なんてないので、ドキドキ。
IHのガラストッププレートを外して状態を確認。
左の画像のぐるぐる部分まで到達していなかったので、基盤を乗せ換える作業をしました。
=トッププレートのみの交換で済みました
基盤は右側の画像手前の緑色の長細い部分です。


ペロッと取れて新しいトッププレートに付け替えてました。
作業の間に掃除を




IHコンロを外すとコンロとキッチンのワークトップの間に油汚れがびっしり。
7年間の汚れがたまっていたので、業者さんが作業している間にアルコールスプレーでふきあげました。





完璧には綺麗にはなりませんでした……
間に入れるすき間シートなるものがあるので、入居直後やリフォーム等でコンロを入れたときに貼った方がいいですね。
↓購入しすき間カバーを取り付けてみましたが、初見では難しいシロモノでした


ビフォーアフター
思ったより変わったので比較写真をご覧ください。




斜め横からの写真。
黒の排気口カバーは取っています。
正面はこちら。




新品同様の姿になりました^^♡
業者さんがいうには、トッププレートは新品になったけれど、IHコンロ自体は10年くらいで故障なり使えなくなる可能性があるとのこと。
だいたい8年以上たつと部品も無くなるため、本体を買い替えする目安だそう。
\ 早くやればよかった… /
金額支払い、保険請求


実際にかかった金額を支払いします。
実際にかかった金額は【合計44,000円(税込)】でした。
内訳は、部品代25,300円、技術料11,000円、出張料3,500円で合計40,000円。これに消費税です。
見積もり当初から部品代が高くなっておりました。「40,000円あれば充分だと思う」と言われたので、結構驚きましたね……。



わが家の場合免責金額を5万円に設定してしまっていたので、保険は使えませんでした(泣)
保険請求
無料保証期間外の方で、火災保険に入っている場合は請求をします。
郵送で送られてきた書類に記入し、修理見積書・破損写真を送ります。




破損写真は、印刷機器がない方もいると思います。
そういったときは、わざわざコンビニなどで印刷せずとも、担当者のメールアドレスに送付すればOKという会社(SBI損害保険株式会社など)もあります。
【まとめ】万が一ではない…破損とは隣り合わせ
\ この記事のまとめ /
- 漏電の可能性があるためコンロの使用はしない
- 修理or購入かの境目は製造から8年経っているかどうか
- 修理は機種にもよるがわが家の場合は44,000円(税込)
- 火災保険または家電屋の補償には入っておいた方がいい
キッチンは普段使うもの。特に家庭がある場合キッチンは毎日使う方がほとんどですよね。
「万が一壊れたらどうしよう」ではなく、壊れる・壊してしまうものだと認識し、普段から備えて慌てないようにしましょう。
保険は家電屋さんで購入するときには5年保証などで入る方が多いですが、家づくりで家電の保険に入る方は少ないです。
火災保険はほとんどの損保で同じ内容なら同じような金額になりますが、特約や金額の細かい設定に特徴がでてきます。
10社以上見積もりして比較した結果、戸建ての場合“日新火災”か“SBI損害保険”どちらかで良いという結果になりました。
>>【年間2万円の削減】厳選した火災保険2社の違いを徹底解説



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