ウォールシェルフって余計な釘やネジがみえないので、L型金具や、レールを使うよりも最初からあったように見えていいですよね。
しかも石膏ボードでも取り付けられるので活用できる場所は幅広い。
無印にもニトリにもウォールシェルフがあります。今回は、無印とニトリの商品比較をし、手元にあったニトリのウォールシェルフを設置してみたコツなどをお伝えします。
このような人の悩みを解決します。
- ニトリと無印の商品の差ってなに?
- 設置方法に違いはあるの?
- おすすめするならどっち?
無印とニトリの商品比較
2021.10.14時点の情報です。最新の情報は公式HPにてご確認ください。
サイズ展開のバリエーションは、無印3つ/ニトリ4つ
無印は、11cm,44cm,88cm。
ニトリは、30cm,45cm,60cm,90cmと15センチ刻みです。
無印の88cmだと、90cm幅の壁に対して1cmずつ中に入るので綺麗に見えます。
色展開はほぼ同じ
無印は、ライトグレー、オーク、ウォールナット。
ニトリは、ホワイトウォッシュ、ナチュラル、ミドルナチュラル。
白系、ナチュラル系、濃茶系と3色ですね。
※色ごとにサイズがないものもあります。
耐荷重はニトリに軍配
無印は、幅11cmで2kg、44cmで3㎏、88cmで3㎏と、最大でも3kg。
ニトリは、30cmで約2.5㎏、45cmで約4㎏、60cmで5.5㎏、90cmで6.5㎏。
3kgを超えてくるようなものを乗せるときはニトリの選択となります。
高さがに無印は10cm、ニトリは12cmなので、ここが耐荷重の違いになっている可能性がありますね。
取り付けは無印に軍配か
ニトリのフックは金属。ピンガイドにピンを3本通して止めるものとなっています。
右上がピンガイドです。これ、あとから画像をのせていますが、穴が貫通しているわけではなく、表面のみ穴が開いているので、ピンを押し込みながら貫通させることになります。
無印はリニューアル後、フックは樹脂製になり、ピンガイドはありません。
実は樹脂製のフックに穴が開いているのでそこがピンガイド。ピンガイドの設定もなく、ピンガイドも貫通しているので、ピンを差し込み固定するだけです。
ただこの樹脂製に変わってからガタツキが出やすくなったというレビューが。
ニトリは製品により突板の柄にバラつきがある
これは口コミでもありましたが、実際に自分の目で見た方がいいです。正直、ネット購入はオススメできません。
商品に貼り付けられている突板は木材を切り出してそれを薄くしたものですが、柾目(まさめ)と板目(いため)でかなり印象が違います。
私のオススメは柾目(まさめ)。下記画像でいうとAです。
Bの板目は、その板の位置それぞれで性質が変わるので、長い年月を経るとかなり収縮や変形がしやすい性質を持ちます。反りの原因となります。
その反面、Aの柾目は年輪の目を断ち切るように、年輪に対しほぼ直角に切り出した板に現れる、木目のため収縮や変形が少ないのが特徴です。また柾目は木材から20~30%ほどしか取れず高価になります。
またニトリだと、ナチュラルのような薄い色あいだと木目の色のバラつきも結構目立ちます。並べて使用したい場合や、同じ色あいが良い方はこれも店頭で見て決めた方がいいでしょう。
無印は店頭で見る限りほとんど柾目の印象。ここも店頭で自分好みを探したほうが無難かも知れません。
比較まとめ
- 無印は薄い色あいのものは、オーク材突板(タモ材からリニューアル済)、ニトリはタモ材、ベースも違う
- サイズ展開で約45cm・約90cmは無印ニトリともにある
- しかし、11cmは無印のみ、30cm・60cm展開はニトリのみ
- お値打ちはニトリだが、柄・色ともにバラツキがあるため、できれば店頭で自分で選びたいところ
- 金具のフックは無印は樹脂製(金属からリニューアル済)、ニトリは金属製
- ニトリの金属フックの取り付けは、ピンに穴を通すのに手では難しくゴムハンマーやトンカチが必要なほど固い
- 3㎏を超える重いものを載せる場合は、ニトリの45cm以上を選択
無印 | 無印 | 無印 | ニトリ | ニトリ | |
色展開 | ・オーク (オーク材突板) ※ベースは化粧繊維板 | ・ウォールナット (ウォールナット材突板) ※ベースは化粧繊維板 | ・ライトグレー (オーク材突板) ※ベースは化粧繊維板 | ・ナチュラル(タモ突板) ・ミドルナチュラル (ウォールナット突板) ※ベースはスギ | ・ホワイトウォッシュ (切突板) ※ベースはMDF |
高さ | 10cm | 10cm | 10cm | 12cm | 12cm |
横幅サイズ (耐荷重) | 11cm(2kg) 44cm(3㎏) 88cm(3㎏) | 11cm(2kg) 44cm(3㎏) 88cm(3㎏) | 44cm(3㎏) 88cm(3㎏) | 30cm(約2.5㎏) 45cm(約4㎏) 60cm(約5.5㎏) ※ミドルナチュラルは約4kg (21.10.14時点) 90cm(約6.5㎏) | 30cm(約2.5㎏) 45cm(約4㎏) 60cm(5.5㎏) 90cm(6.5㎏) |
保証 | ? | ? | ? | 1年 | 1年 |
値段 | 1,190円~3,490円 | 1,390円~3,990円 | 1,990円~3,490円 | 999~2,990円 | 999~2,990円 |
購入先 | 【無印良品 公式】オーク材突板 11cm 【無印良品 公式】オーク材突板 44cm 【無印良品 公式】オーク材突板 88cm | 【無印良品 公式】ウォールナット材突板 11cm 【無印良品 公式】 ウォールナット材突板 44cm 【無印良品 公式】 ウォールナット材突板 88cm | 【無印良品 公式】 オーク材突板 ライトグレー44cm 【無印良品 公式】 オーク材突板 ライトグレー88cm | L型ウォールシェルフ アルブル 幅30cm L型ウォールシェルフ アルブル 幅45cm L型ウォールシェルフ アルブル 幅60cm L型ウォールシェルフ アルブル 幅 90cm | ウォールシェルフ アルブルN L型(ホワイトウォッシュ) |
ニトリ設置完成はこちら
ではここから“力が要る”“難しい”とされているニトリのウォールシェルフを実際に設置します。
30cmサイズのナチュラル。
2016年に購入したので約5年もの。仕様は変わっていません。
同じ商品を生理用品の収納にも使ってます。
写っている植物ライトはこちら
ニトリのウォールシェルフの設置方法
設置していきます。私は今回は石膏ボード用のピンで止めています。
下地がある場合は、ピンガイドとピンのところを木ネジで行ってください。
セット内容が入っているか確認。
本体のほかに、型紙、フック2つ、ピンガイド4つ、ピン15本(3本予備)、木ネジ4本あると思います。
なお、レビューにありましたがフックの代用として、ほとんど壁を傷つけないホッチキスを使う【壁美人】は「使えるが、ニトリの金具より1,2㎜ほど奥行があるため、薄いプラスチック板を背面に挟んでいる」とのことです。
こういうホッチキスで止めるタイプ
まずは型紙を水平にしてテープなどで止める
できれば水平器をあててください。
壁紙を傷つけたくない場合は、養生テープやマスキングテープなどを使ってください。どちらも100円ショップにも売っています。
ピンガイドにピンを入れて準備
フックにピンガイドをのせ、ピンを各3本さしこんでセットします。
少し穴が開いているので入れるだけでも、ちょっと力を差し込んでも。
☟こちらはちょっと差し込んでみた図。
後ろは貫通していないことが分かりますね。
型紙のネジ位置にキリなどで印をつけ、型紙を外す
本来はここで型紙を外します。
が、私はキリの位置がどこに行ったがわからなくなるので、型紙を付けたまま続行します。
ねじ穴ガイドに合わせてトンカチで叩いてピンを押し込み固定
ここが難しいです。
片手で金具を抑えながら、もう片方の手でトンカチを使いピンを入れていきます。
ピンが三方向にあり壁に対してまっすぐ打てないので、フックがかなりズレやすい。
すでに☝の写真ではズレてます(‘_’)
ここでズレてしまうと、せっかく水平を取ったのが台無しですのでしっかり持ちましょう。またはもう一人助っ人を呼び抑えてていてもらえると良いです。
ピンは曲がりやすく、ちょっとでもピンに対して垂直に打てないと、くの字に曲がります。
まぁ、予備は3本ありますし、ある程度くの字からトンカチを打ったりして戻すことは可能なので、曲がってしまってもあきらめないでください(*^^*)
私のやり方だと、ある程度打ったら型紙を外したほうが◎。しっかり打ちこんだ後だと、フックが型紙を挟んで結局破る事になりうまく取れません。
または、はじめに型紙を付ける際にフック部分を切りとる。
それかもう説明書通りに、キリで目印をつけてそれ以降は型紙は使わない。
あとは型紙を抜いたら完成
おお、型紙からズレてますね。
左の方が下に下がっています。
あとは型紙を取ってください。
先ほど言ったように、ある程度ピンを打ち込んで金具がまだ壁にぴったりついていない時に取るとやりやすいです。
ピンがしっかり差し込まれているか確認してください。
ピンガイドの貫通が出来ればこっちのもの
ピンガイドを貫通できれば難しくありません。ちょっとくらい水平からズレても素人目ではほとんどわからないのではないでしょうか。
自分のおうち、楽しくDIYしましょ(*´▽`*)
取り付け方法を紹介した商品はこの☟色違いナチュラル
これを読んで難しいなと思う方は無印の方を検討した方がいいかも知れません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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