Z会のプログラミング教材はすべてオリジナル。
これがちょっと、いやけっこう歯ごたえがあるんです。

親子で早くロボットを作りたい気持ちをおさえて、教材の『みらいワーク』とにらめっこするときがけっこうあります
Z会のプログラミング教材は、毎月送られてきます。紙で考えた後にアプリでロボットを作る流れ。
ソニー・グローバルエデュケーションのKOOV®キットを使う「Z会プログラミング講座 みらい with ソニー・グローバルエデュケーション(みらい講座)」を受講中のわが家。
キットを使うKOOV®アプリ自体は、小学校2年生でも年長の息子でもひとりでできるくらいで操作は簡単。ただし、紙教材についてはじっくり考えないとなかなか難しい。
なぜ子ども向け教材なのに、難しくしたのか。
素朴な疑問が生まれて、この度Z会プログラミングシリーズ教材開発責任者の鶴見健了(つるみ たかのり)さんとお話しさせていただきました。
より多くの子に学びやすい環境を整えたくてKOOV®を始めた





プログラミングは誰しもが使う未来になると考えています
Z会は、小学校2年生以上向けに「Z会プログラミング講座 with LEGO(R) Education(レゴ講座)」も開講していますが、鶴見さんは、レゴ®講座では開発担当者として尽力し、みらい講座ではチームを率いる立場として教材開発されました。
実は鶴見さん、中学・高校の数学・情報教員からZ会へ転職した異色の経歴の持ち主。2016年に入社し、すぐにレゴ講座のカリキュラムの開発を行います。
Z会に入社した理由をうかがいました。
教育現場にいたとき、ひとり目の子どもが生まれ「自分の教育をこのまま続けて子どものためになるのだろうか」と疑問を持つように。この場所では自分の目指した教育ができていない、未来を変えうる仕事がしたい気持ちを強く持ち転職先を探しを開始。
その中で「そういえば大学受験でZ会を受講した際、高校の講座なのに大学の内容まで踏み込んで学んでいたな」とZ会を視野に。
Z会は“理解”して、自分で考え表現することを大切にします。範囲としては高校生の内容であっても、その説明に大学で学ぶことまで理解が必要であれば説明する。
“受験”だけ合格させるならテクニックで受からせることができるが、理解しなければ身にはならない。その必要なことは範囲にとらわれずきちっと説明し、理解させる姿勢に心が動かされた。
KOOV®キットをつかった「みらい講座」は、推奨学年は小学校1年生から。カラフルで綺麗なブロックはわずか7種類。
ブロック同士の組み合わせは簡単なのに、バリエーション豊かに作れる奥深さに魅力があります。
みらい講座の魅力は課題解決力


みらい講座でもっとも身につく力は「課題解決力」。
カリキュラムのストーリー中の課題に対して、主要教科(国語、算数、理科、社会、英語)の学びと絡めて学習します。
ブロックによる創作活動とプログラミングによる命令を使い、みらいの道具を毎回自由に発明。既存の概念にとらわれない、斬新な発想力をいかして、身のまわりの課題解決からはじめ、どんどん解決する世界を広げていきます。
レゴ®講座の魅力は創造力
一方、レゴ®講座でもっとも身につく力は「創造力」です。
身のまわりにあるものを、どうすればさらによりよくすることができるのかを、理系教科(算数、理科)の学びと絡めて学習します。
工学的な機構を自分なりに理解し、試行錯誤を繰り返し、よりよいものを作るためにはどうしたら良いかを、実体験に落とし込みながら作品を作っていきます。



うちの子ならどっちがいいかな?と聞かれることがあります
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願うは“正しく使う側”になること



どうしたら多くの方にプログラミングを学んでもらえるのか、常に考えています
今や、AIにプログラミングを書かせるサービスをしている会社があります。ただ、指示をするためには何が起きるか知らないと出せないし、出した指示が正しいのかさえ判断できません。
2022年度には小学校でも必修化となったプログラミング。子どもたちが大きくなるころ、コンピューターをはじめとする情報機器が周りにあるのが当たり前になります。



例えばどんなことがありますか?
例:自動車が大衆化したその先の未来も



例えば、昔は一部の人しか使えなかった自動車が今は大衆化していますよね
マニュアル運転からオートマチックの運転が可能になり、より簡単に誰でも使えるようになりました。今後、車は自動運転が加速します。
運転者として機能でどこまで制御されるのか仕組みをある程度分かっておく必要が出てくる、と鶴見さんは話します。
一歩間違えば事故で人を傷つける可能性のある自動車を、AIが制御するままに使うのではなく、特性を知って正しく使う側になることが必要ということ。
例:仕事では指示する側の意識を持つ
例えばZ会で受講者向けの情報提供ページを作りたいときは、教材開発部門からシステム部門へ依頼します。



何を作りたいか正しく定義してください
- どんなことを情報提供ページの中でしたいのか
- お知らせを講座ごとで分けるのか
何らかのシステムを作るとなると、何が作りたいか細かくブレイクダウンして定義(要求定義)します。
それを実現するのがシステム部門の仕事であり、何を依頼するかは指示する側の仕事です。



確かにどの業務でも必要不可欠な知識ですね
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小学生にはロボットプログラミングが向いている


3人のお子さんを持つ鶴見さん。1年生と年中の娘さんたちは、あるアニメのキャラクターが大好きなのですが、テレビの中だけではなくショーを見たいと言葉にします。



「実物を見たい」が、子どもたちの“根本的な欲求”としてあるのではと最近思うようになりました
まだ想像が未熟と考えられる小学生の内は、バーチャル→現実ではなく、現実を知った上でのバーチャルというベクトルが正しい向きに感じるとのこと。
パイロットは、シミュレーターで訓練しただけではパイロットになれません。実機で訓練することによりやっとお客さまを乗せられます。このように、バーチャルだけでは習得できないものが現実にあるんです。



確かに息子も娘もゲームを作るツールではなく、手で作る実物のブロックに興味を持ちました
やりたいことが無くても大丈夫


やりたいことが無いのは、知らないから・体験したことがないから。
- 何をすればいいのかわからない
- 自分がやりたいことがわからない
こういったお子さんこそ、考え抜かれたカリキュラムに沿った学習で、いろいろなプロダクトに触れて知って考える機会をもっていただきたいとZ会は考えています。



どんどん活用いただき、楽しみを見つけてほしいです
興味に合わせて、ぐんぐん伸ばせるのも通信教育の魅力
反対に、何が作れるか考えるのが好き、改造が好き、プログラムを組むのが好きなど、好きな作業がある子は、無理にカリキュラムを進めず興味があるところをぐんぐん伸ばしていくのも手です。
その場合カリキュラムの伝えたいところの要点については、子どもと考えられると本質から外れずに学習することができます。
\各カリキュラムの要点は押さえて/
- どうやったら依頼者が喜んでくれる?
- もっと早く着く方法はないかな? など
自宅で自由に進められるからこそ、好きなところに時間をかけて、習いごとだけど遊びの延長のような学びをさせられることができます。
ここが通信教育の大きなメリット。



いわゆる“勉強”と思ってほしくない親も多い。自らやりたいと思ってもらえるように興味を持たせるのが永遠のテーマですね!
小学生の早い内に安全なSNS利用を
KOOV®アプリ内で作った作品は、アプリ内で写真や動画で共有でき、いいねやコメント・フォローができるSNS機能がついています。


作品を共有するときには、個人情報が入ってないかなどチェックされた上で公開されます。また、作品を共有したあとも、アプリ内では随時パトロールを実施。
乱暴な言葉を使ったコメントがあれば保護者と連携するなど、対応をしています。



守られた空間だからこそ、情報リテラシーの練習ツールとして活用してください!
小学生のうちに、安全な場所で情報リテラシーを学べることは、現代社会を生きるうえでとても大切なことです。



「いいねしてもらえるかも」と娘に話したら興味津々!
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早く届けるべく開発は走りながら
開発中はソニー・グローバルエデュケーションの担当者とZ会のメンバーで集まり、缶づめ状態で丸一日カリキュラムについて話し合いを何度も実施。
KOOV®キットを使う「みらい講座」は2020年に生まれたばかり。その中で試行錯誤をしてプログラミングのスタンダードを作るべく、常に教材は改善されています。



2020年に始めた方はスタンダード3に入りました。長年やっている方の意見を聞き反映させようとしています
より多くの方が気軽に始められるようにと、キット代をZ会特別価格で提供。
みらい講座の費用
みらい講座スタンダード1の場合
月額受講料 | 毎月払い:5,280円 12カ月一括払い:53,856円 ※オトク (1カ月あたり:4,488円) |
KOOVアドバンスキット (スタンダード3まで使用) | ・メーカー希望小売価格:54,868円 ・Z会特別価格:24,970円 |
みらい講座で使用する、KOOV®アドバンスキットの定価は5万円を超えますが、見てわかる通りキット代が54%オフという衝撃的な価格設定。
レゴ講座の費用
レゴ講座SPIKE™ベーシック編の場合の費用
月額受講料 | 毎月払い:5,500円 12か月一括払い:56,100円 (1カ月あたり:4,675円) |
キット(初回のみ) | レゴ® エデュケーション SPIKE™ベーシックセット35,200円 |
子どもが嫌がらない継続アプローチ方法
入会する方もいれば途中退会する方もいます。やめようかな、子どもが飽きてきたかも……と悩んだときに試してほしい方法がこちらの3つ。
\子どもたちの心をくすぐる鉄板/
- 音が鳴るロボットを作る
- 光が出るロボットを作る
- 声かけを子どもに合わせる



Z会のカリキュラムの中でも、音と光を使うものは反応がすごく良いんです!
KOOV®アプリの中にあるロボットレシピには、音・光が出るものも用意されています。


自由にやりたい子には、興味を持ったものがあればブロックで作ってごらんと言ってみたり、好きな曲があるなら楽器を作って演奏させたり。
子どものことを良く知っている親が興味のポイントをつく声かけをします。
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Z会受講中のわが家で驚いたところ
わが家はZ会のカリキュラムを22年8月から開始していて、6か月目に入りました。



初めて届いた『みらいワーク』に驚き!
いやいや、小学生低学年にここまで考えさせる!?と。
カリキュラム初回では、「うきわ」をテーマにストーリーが展開します。まず『みらいワーク』という紙の教材で「うきわ」という定義を、何も知らない相棒のクーボットに説明。
プログラミングは一つでも指示に穴があいてしまうと、次へ進むことができません。クーボットはロボットであいまいな表現は苦手。中にはアンケートを取りながら情報を整理し、そのアンケートをもとにデータ整理をしたり、一方からの視点ではなく俯瞰してみたり。
“このデータを使ってどうする”の部分を親子で一緒に考えました。
みらいワークで「うきわ」についてしっかり考えた後に、やっとロボットを作る段階に入るんですよね。
カリキュラムの想定時間は約4時間。この想定時間は小学校2・3年生での予想時間です。
子どもたちは約3~4時間で完了。その内、この紙教材だけで合計2時間くらいかかりました。
みらいワークで2時間もかかると知らず「いつプログラミングやるの?」と思いましたが、その意義が分かった気がします。



プログラミングする前段階では、読解力やデータを俯瞰する力をしっかり養ってほしいんです
Z会は、“理解”して、自分で考え表現することを大切にします。
理解しなければ身にはならないから、たとえ小学低学年にとってはじめは難しいと感じる内容であっても必要であれば入れる。
鶴見さんの中で、Z会の考え方が脈々と受け継がれているなと強く感じました。
あとがき
取材半分、悩み相談半方法分という時間を過ごさせていただきました。



特に「楽しく続けられるならカリキュラム通りでなくても問題ない」という言葉で、スッと心が軽くなりました
子どもたちがプログラミングに対してどう思っているか知るべく、鶴見さんの熱い思いを受け取ったあと鼻息が荒いまま、娘と息子それぞれ二人きりで話す機会をセット。
話した結果、
- 娘は面倒なことはできるだけしたくない
- 息子は時間に縛られず好きな時にオリジナル創作したい
ということが明確になり、それぞれへのアプローチ方法を見直すことになりました。
この後ふたりの習いごとはそれぞれの形に変わっていくと思います。



私やっぱりプログラミング好き!



僕はロボットを好きに作りたい!
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